【連載スマイル】数少ないライバルと飛ぶ スキー部 吉川裕木子さん(工・3年)

 大学から部活動でスキージャンプを始めて競技に挑む女子学生は、現在全国で5人。積雪の少ない関西で、練習環境にも恵まれていない中、競技を続ける。「まさか(ジャンプ競技が)できると思っていなかったから楽しい」と本人は話す。

 京都の中学・高校でスキー部に所属し、斜面を滑るアルペンをしていた。大学のスキー部に入部後ジャンプができると知り、入部3カ月後に初めて体験。空を飛ぶようなスピード感とスリルに感動し、競技を始めようと決意した。

 しかし練習は楽ではない。雪上でできるのは12月から3月ごろまで。ジャンプ台を求めて長野県や北海道まで行くため、遠征費は年50万円ほどかかる。オフシーズンには、踏み台からジャンプして体を支えられながらジャンプの姿勢を維持する「サッツトレーニング」を行い、感覚を忘れないようにする。

 インカレなどの大きな大会でも出場者数が少なく正式種目と認められないことも。しかし「少しずつ人数が増えている。たまたま機会がないだけで、飛びたいという人はまだ絶対いるはず」と前向きだ。

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