【震災特集2019】「光る募金箱」制作  ルミナリエで募金活動

 工学研究科塚本・寺田研究室の学生らが、毎年恒例の「光る募金箱」を作った。募金箱を持ち、12月7~16日に神戸市中央区で開かれた「神戸ルミナリエ」の募金活動に参加。2017年の募金額からおよそ1割増の、約300万円が集まった。ルミナリエの運営資金に充てられる。

 18年は4点を制作。硬貨を入れるとセンサーが反応し、発光ダイオード(LED)の色が変わる。らせん状のレールを硬貨が転がりながらさまざまな色に光る募金箱は、アクリル板を熱で曲げレールを作るのに苦労したという。家の形の募金箱は、最初は窓が鏡になっていて中の様子が見えないが、硬貨を入れるとクリスマスの飾り付けをした部屋が現れる。神戸芸術工科大の学生と共同で作った物もあった。

 東南颯(はやて)さん(工・博士前期)は「募金した人に(募金箱が光るのを見て)喜んでもらえるのがうれしい」と話す。

 阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂などを目的とするルミナリエ。同研究室は05年からボランティアに参加している。資金不足で募金活動が始まった07年からは、毎年光る募金箱を作っている。

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