相撲部、初の全国学生相撲個人体重別へ 65kg未満級の山本(済3)

 7月21日、堺市堺区の大浜公園相撲場で開催された第44回西日本学生相撲個人体重別選手権大会で、神戸大相撲部の山本仁也(じんや、済3)が65kg未満級で5位入賞をはたし、9月1日(日)に東京・靖国神社相撲場で行われる全国学生相撲個人体重別選手権大会への出場権を得た。現相撲部が全国学生相撲に出場するのは初。


(写真:全国学生相撲個人体重別選手権大会への出場権を得た山本=右から3人目 2019年7月21日 堺市の大浜公園相撲場で)

 西日本学生相撲個人体重別選手権では、西日本の大学に在籍する選手が65キロ未満級から無差別級まで体重別に8階級に分かれ、トーナメント戦で順位を競った。

 現在の神戸大相撲部は、2017年に山本さんが呼びかけて設立。今春2人の新入部員が加わり、部員は6人に。コーチは2人の体制で活動している。

 歴史をさかのぼると、神戸大相撲部は学生相撲の黎明期に華々しい活躍をしている。
 1919年(大正8年)に始まった全国学生相撲選手権の個人戦で、初代優勝者は神戸大の前身のひとつ神戸高等商業学校(神戸高商)の田中四郎だった。第2回も神戸高商の糸谷孫一が優勝。国公立大の学生横綱は、1924年の第6回で優勝した名古屋高等商業学校(現・名大)の稲垣登、1941年の第23回の大阪高等商業学校(現・大市大)・小田敏治と、戦前のこの4人だけ。
 ちなみに団体戦でも、神戸高商は第1回大会で優勝。第4回の大阪府立医科大(現・阪大医学部)、第23回の大分高等商業(現・大分大経済学部)以降、国公立大の優勝はない。

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