海上暴風警報・波浪注意報が出ていたのになぜ出艇

 8月6日午前、淡路島沖の海上で神戸大学端艇部の男子部員23人が乗ったカッターが転覆し、全員救助された事故。118番通報があった午前10時ごろ、現場海域には海上風警報と波浪注意報が出ていた。

 海上警報は、船舶の運航に必要な海上の気象などに関する警報。
大阪管区気象台などの記録によると、8月6日午前2時30分に「海上強風警報」が出ていた。そして、6日午前5時35分に「海上暴風警報」発表。11時40分に「海上強風警報」に切り替わるまで、「海上暴風警報」が出ていたことになる。
 海上警報は、NHKラジオで午前7時40分からの枠と、18時50分からの枠で放送されることになっている。

 一方、現場周辺の洲本市、南あわじ市には、前日の8月5日の午前4時26分に「波浪注意報」が出され、6日は午後になっても継続中だった。
 気象庁のホームページによると、波浪注意報は、高波による遭難や沿岸施設の被害など、災害が発生するおそれがあると予想したときに発表する、とある。

 端艇部のホームページには2017年までの「本巡行」の記録が掲載されているが、気象情報をチェックし航行した記録が残っている。
 今回、こうした警報や注意報をチェックした上で出航したのか。どのような安全対策がとられていたのか。端艇(カッター)部からの発表を待ちたい。

   ○       ○

 神戸新聞電子版(NEXT 20:09)は、第五管区海上保安本部の話として、ボートは船尾から高波を受けて海水が船内に流入し、同港に入る寸前で転覆したとみられる、と伝えた。

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