「仕事がなくなった」 新型肺炎アルバイトにも影響

 新型コロナウイルス肺炎の流行のため、イベントの中止、商業・娯楽施設の休業が全国で相次いでいる。この影響が、大学生のアルバイトにも及び始めている。飲食店、イベント運営など接客系のアルバイトを中心に、「予約のキャンセルでシフトが減った」、「3月分の収入が不安」などの声が上がっている。<玉井晃平>

 東灘区内のショッピングモールの書店でアルバイトをしている。3月2日からモールの営業時間が短縮されたため、今週以降のシフトに影響が出ている。この施設には神戸大生のアルバイトが多いため影響は大きいと思う。(営3年)

 塾とスーパー銭湯でアルバイトをしている。塾では今週1週間、受験生以外の授業がなくなった。部活の仲間で塾アルバイトをしている学生たちからも授業がなくなったと聞いている。スーパー銭湯のアルバイトでは客を全然見かけない。(海事3年)

 レストランの宴会場でスタッフをしている。(懇親会などが)軒並みキャンセルになったため、3月の仕事が無くなってしまった。(国人1年)

 イベント系スタッフのアルバイトをしている。イベントの中止が相次ぎ、アルバイトができない状況。このままだと、来月の給料が少なくなるから困っている。もし、イベントが開催されたとしても現状ではコロナウイルスが怖くてバイトに入れないと思う。今後もイベントの中止が相次ぐ可能性があり、不安。外国人のお客さんが多い京都市内の書店でのバイトでは、マスクの着用が認められたり、出勤前に手に消毒液をしたりしていた。新型肺炎の影響で2月は1月と比べ客が少なかった。(佛大1年)

 大阪市内のカフェとバイキングレストランの2ヶ所でアルバイトをしている。カフェでは来客が減った。そのため最近は早上がりさせられることが多い。1月後半からマスク着用が義務化された。バイキングレストランでは予約が減ったため、今週から営業時間が短縮される。シフトが削られ、給料にも影響が出ている。(神女院大1年)

 「稼ぎどきの春休みだけど、これ以上バイトが減ったら実家へ帰ろうと思う」という声も聞かれた。
 一方で、現在のところ影響がない職場もある。
 「スーパーマーケットで働いているが、現時点で特に連絡などは来ていない」(兵庫県立大・修士1年)、「魚の卸売市場のアルバイトだが、全く影響はない」(済4年)、「個人経営の居酒屋で、新型肺炎によるシフトの増減などはない」(文3年)といった声も寄せられた。
 今後、新型コロナウイルス肺炎が拡大すると、大学生の生活にも影響が出そうだ。

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