【新入生メモ 3】 ほんとは怖いウリボーの話 牙で切り裂かれる!

 神戸大のキャンパスで、ハイヒールで早足で歩くような「カツコツ」という音が近づいてきたら…。夜間でもこの音が聞こえたら要注意です。それは…イノシシ。

 兵庫のイノシシ関連事故件数は全国でも有数の高さ。人に噛み付いたり、自動車とぶつかったりと、とくに神戸市灘区、東灘区、中央区の六甲山周辺で事故が続いています。
 阪神・淡路大震災以降、神戸大の学内や周辺でも、イノシシがかっ歩する姿が頻繁に見られるようになりました。子どものイノシシには白い縞模様があって“ウリ坊”とも呼ばれ可愛く見えますが、近づくと影から親イノシシが突進してきます。
 突進されて転倒する、お尻を噛みつかれる、太ももを牙で切り裂かれる…。もしバイクと衝突でもしたら、死亡事故にもつながりかねません。
 
 かつては六甲山中で見かける程度だったイノシシ。人が餌付けするようになって市街地に降りてくるようになったという説もあります。2014年に東灘区・中央区で相次いで発生したイノシシによる人身事故を受けて、神戸市が餌付け行為を禁止する取り組みを強化するため、条例の改正を行っています。
 しかし、出くわしたら、自分で自分の身を守るしかありません。特に、ゴミ捨て場所周辺は危険。スーパーのレジ袋を持っていて襲われそうになった人は、「食品の入った袋を放り投げて遠ざかったので助かった」と話していました。
 神戸市は、
▽ゆっくり後ずさりをしてその場から離れる。
▽レジ袋の口をしばるなどして、においが漏れないようにして歩き、万一、襲われそうになったら袋やバッグを体から離す。
▽被害に遭ったら鳥獣相談ダイヤル(078-333-4408)に連絡を。怪我をしたらすぐに警察(110番)、救急(119番)を。
 と呼びかけています。

 2017年11月には東灘区の埋立地・六甲アイランドでも目撃されて、神戸市民は驚きました。六甲台キャンパスは危険地帯。深江キャンパスもご用心。

▼神戸市イノシシ条例(神戸市サイト)
https://www.city.kobe.lg.jp/a99375/shise/kekaku/kezaikankokyoku/yugaichoju/boar/index.html

▼「イノシシにご注意ください」(神戸市サイト)
https://www.city.kobe.lg.jp/a99375/shise/kekaku/kezaikankokyoku/yugaichoju/inosisi.html

(画像下:日本に生息する猪の大きさは、体長でオスなら平均して140cm前後、メスなら平均して125cmで、体重は80kgから190kgの間といわれています。人間がイノシシに突進されたらひとたまりのない大きさ・重さです。)

(画像下:神戸市の鳥獣相談ダイヤルのバナー。)

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