10月1日から後期授業が開始された。ほとんどの授業がオンラインで実施されていた前期に比べ、活動制限レベルが下がったことにより対面での講義が一部再開された。初めて大学を訪れた1年生の姿が見られた一方で、対面授業とオンライン授業が混在することで、これまでにない光景もキャンパスにで見られた。
正常な研究・教育活動の第一歩となる記念すべき一日は、カラッと気持ちの良い秋晴れだった。
オンライン授業を受けることができる「アクセスポイント」には、対面授業前後に遠隔授業がある学生などが滞在していた。持参のパソコンやアクセスポイントにあるパソコンなどで真剣に授業を受けていた。
(写真:アクセスポイントでオンライン授業を受ける学生。読者提供)
初めての対面授業 教員の第一声は「まずは入学おめでとう」
対面での健康スポーツ実習を受けた文学部1年の女子学生によると、全員にとって、初めての対面授業で、緊張もあってか、10分前にはほとんど全員集まっていたという。
2、3人のグループがあったり、多いところでは10人ほどが親しそうに輪を作ったりしていた。SNSで知り合いになっていたという。
和気あいあいとした雰囲気だったが、教員が来てガイダンスが始まった途端、会場は静かになった。教員は、開口一番「まずは入学おめでとうございます」の声、また、「今後状況によっては対面での体育が不可になることもある、くれぐれも感染対策には気を付けてほしい」と感染防止への協力を呼びかけた。体育の授業については、「スポーツを楽しみながら、コミュニケーションを取って友達を作る良い機会にしてください」とコメントした。
(写真:対面授業を終えてキャンパスに散る1年生。12時すぎ、鶴甲第1キャンパスで。読者提供)
また、対面授業を終えたあとは、会話を楽しみながら学内を移動する学生や、生協の購買前などで談笑をする生徒の姿なども見かけられた。
初めての広いキャンパスにとまどいながら、案内板で目的の場所を確認している学生もいた。
(写真:秋空が映る百年記念館の前を移動する学生。読者提供)
(写真:キャンパスで談笑する。11時すぎ、LANS BOX前で。読者提供)
食堂も営業を再開した。それぞれのテーブルごとに、白いパーテーションが。対面で着席することが禁止されていたため、仕切らりで友人の顔が見えない状況ながらも、明るい表情で食事を楽しんでいた。
読者提供の写真を見る限り、学生は全員マスク着用が徹底されていた。しかし一部には、キャンパスライフの第一歩に、うれしさ余ってソーシャル・ディスタンスより接近してしまいそうになる状況も。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、クラスターを発生させないためにも、学生・教職員が声を掛け合って、三密を防ぐ、大きな声の会話は控えるなどの徹底が求められている。
(写真:パーテーションで仕切られた食堂。読者提供)
(写真:食堂で食事を楽しむ学生。読者提供)
了
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