4344人の神大生を迎え 2年ぶりの入学式

 2021年度の入学式が、4月6日午前、中央区のワールド記念ホールで行われた。学部2601人、大学院博士前期課程1189人、同後期課程309人、法科大学院と経営学専門職学位課程133人、編入・転入学生112人。計4344人が新たな大学生活のスタートを切った。午後は、昨年、新型コロナ感染拡大で中止になった、新2年生の入学式が1年遅れで行われる。学務課によると、午前・午後ともそれぞれ約2600人が参加した。<塚本光>


(写真:就任したばかりの藤澤正人学長が式辞を述べた 2021年4月6日午前10時すぎ。中央区港島中町のワールド記念ホールで)

 薄ぐもりの暖かな朝、新入生は、希望に満ちた表情で入学式を迎えた。感染防止のため、式典は学生のみが参加した。

 9時には、ホール前に数百メートルの列ができた。
友人と楽しそうに歓談しながら、会場に入る学生、緊張しながら1人で入る学生とさまざま。
場内のパイプ椅子には、1席おきに資料が置かれ、ソーシャルディスタンスが図られた。

 就任したばかりの藤澤正人学長は式辞で、「昨年度は、教える側も学ぶ側もさまざまな制限を受け、新たなチャレンジに向き合わされた1年でした。神戸大学も、オンライン教育の価値と、対面でのコミュニティ形成の教育における意義をしっかり考えながら、大学教育におけるデジタル改革に取り組んでいく」と述べ、コロナ禍での教育のあり方を述べた。
新入生には、「社会や環境の様々な変化を柔軟に、かつ鋭く見極める洞察力と、臨機応変に対応できる適応力を養ってください」とメッセージを送り激励した。
「新型コロナウイルスが、ワクチン接種により徐々に収束し、通常の日常生活が早く戻ってくることを、私も皆さん同様、切に願っている」としたうえで、「刻々と変化していくこれからのデジタル社会を多様な形で支え、新しい価値創造を先導して、社会に貢献し、日本のみならず、世界の未来を切り拓く、人間性豊かなグローバル人材になっていただきたい」と結んだ。


(写真:記念講演で新入生に語りかける作家の玉岡かおるさん)

 記念講演では、作家の玉岡かおるさんが登壇。「船出せよ神戸は海で始まる物語」という演題で新入生を激励した。
玉岡さんは、「海の向こうには、未知の大陸があると言うことを見据えて、どの海を選びますか、どの陸を選びますか、そこには誰がいますか、どんな仲間を選びますか、と言うことを考えながら過ごしてもらえれば、素晴らしい大学生活を送っていただけるんじゃないかなと思います。素晴らしい大学生活をこの神戸で送ってくださいね」と新入生に語りかけた。

(写真下:応援団とレイバンズチアリーダーによる演舞でフィナーレを迎えた午前の部。)

 ステージでは、応援団とレイバンズチアリーダーによる演舞が行われ、会場は新入生の手拍子に包まれフィナーレを迎えた。

(写真下:ソーシャルディスタンスをとって着席した新入生)

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