神戸大応援団総部応援団チアが7年ぶりに復活し、3月17日に行われた準硬式野球部の春季リーグ開幕戦で初陣を飾った。2018年に学ラン姿のリーダーによる応援が復活したのに続き、チアリーダーによる応援も復活したことで、応援団が完全復活。現在は3人のチアリーダーで活動しており、応援団の新歓活動の中でチア希望のメンバーも募集する。<塚本光>
(写真:スタンドで応援する応援団チア。2022年3月17日京都市右京区のわかさスタジアム京都で。)
神戸大応援団総部応援団チアが、3月17日に開催された関西六大学準硬式野球連盟春季リーグ、神戸大対関学大の一戦から再始動した。
2015年に部員減少で活動停止した応援団。2018年に学ラン姿のリーダーによる応援は復活していたが、チアリーダーによる応援は未復活だった。メンバーの弓場鈴響さん(国人・2)は、当初マネージャーとして入団したときから、現在の応援団長である古田徳幸さん(済・3)に「チアを復活させるときには一緒に頑張ってほしい」と言われていたという。
今年度のはじめ、古田さんが団長に就任した際は、2022年度からの再出発を予定していたが、弓場さんと同じく応援団に所属する太田穂華さん(保・2)とで「早くやりたい」と強く希望して認められ、2人で活動を始めた。現在は後輩の河村愛菜さん(文・1)も加わり、3人のメンバーで活動している。
準硬式野球や硬式野球での応援はすでに決定しており、タッチフットやラクロスなどでの応援も目指す。アメフト部専属のレイバンズチアとの兼ね合いは、今後話し合って決めていくが、アメフトの試合中応援団チアは、観客の誘導を主に行うことを考えているという。
17日の試合後、チア部門の復活に際して古田団長は、「踊りはほめられるけど、笑顔とか他の姿勢がまだまだだから、もっとやっていかないと。」と語った。
(写真:インタビューを受けるメンバー 左から太田さん、弓場さん、河村さん。2022年3月17日京都市右京区のわかさスタジアム京都で。)
3人のメンバーは試合終了後にインタビューに答えてくれた。内容は以下の通り。
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記者)練習で苦労した点は?
弓場さん)振り付けも決まっておらず、衣装もメンバーや応援団の幹部の人たちと話し合って、その中で神戸大の応援団らしさを表しつつも私達が追い求めるチアの姿を実現できるにはどうするのか、を話し合うのが苦労したなと思います。
太田さん)ルールがないものを作るので、決まりごとを作ったり、雰囲気作りとか、ないものを0から色々作るのが苦労しました。
記者)その「神戸大の応援団らしさ」とみなさんが「追い求めるチアの姿」とは?
弓場さん)応援団らしさについては、個人の意見なんですけど、私が1年生から習得してきた中で、どういう姿勢で試合に臨み、選手たちと向き合ってきたかというのを意識しました。
太田さん)私は、応援団は昔からの少し必要性があるか疑問を覚えるしきたりとか、効率的じゃないことも多くて、昔からあるものを今に適応できるように少しずつ形を変えていけるようなことができたらいいなって思ってます。
弓場さん)応援団チアでは昔からの振付けが受け継がれている場合が多いんですけど、私たちはせっかく復活するということだったので振付けやユニフォームに今の流行りを取り入れて、ここから次入ってくる後輩たちと作り上げて、受け継がれていく礎を作ることを目指して、今は頑張っています。
記者)ユニフォームは今回新しくした?
弓場さん)みんなで色とか形とかを考えて、業者の人とも相談したりして作りました。タスキみたいなデザインが可愛らしいかなと思います。大学の色であるブリックカラー(煉瓦色)と可愛い色を組み合わせたのと、白で爽やかさを出しました。
太田さん)わたし的には学ランと並んだときに良く見えるのを意識しました。
記者)本番で感じたことは?
弓場さん)練習で違った点で言えば、踊りっぱなしの時間とかが全然違うので体力をもっとつけないといけないですし、振りとかも、相手の応援とかを見てまだまだ足りないなと思ったので、練習が必要と思いました。良かった点で言えば、実際に選手がいる場で応援できたので、アドレナリンも出て、全身で表現して、応援を届けよう、という気持ちになれたのでそれは応援のいいところだなと思いました。
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了
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