春季リーグ2位の軟式野球部 関西大会へ意気込み

春季リーグを2位で終えた神戸大軟式野球部(近畿学生軟式1部)は、全日本選抜大会出場への1枠をかけた関西ブロック大会へ挑む。大会まで残りわずか。軟式野球部の練習に伺うとともに、沖島基哉主将(3年)に、春季リーグの振り返りと、大会への意気込みを聞いた。<本多真幸>


(写真:軟式野球部の沖島主将(左)。2022年6月12日伊丹スポーツセンターでの春季リーグ神院大戦で勝利した直後。)

神戸大の練習場所は、深江キャンパスグラウンド。指導者のいない軟式野球部では、主将、副主将ら幹部が練習メニューを考えており、試合前の恒例メニューとして紅白戦をする。この日の練習参加者は40人程度だったが、所属部員は90人を超えており、全員が納得するような練習を組むのは難しいという。

春季リーグではAクラス(=全6チーム中3位以内)を目指して戦い、結果は部の最高記録タイの2位。目標を達成し、関西ブロック大会出場を決めたが、疲労で調子を崩す選手が一定数出たため、コンディションを考えた練習メニューを取り入れた。沖島主将は、「みんなでチャンスをつなげて点をとるという自分たちの野球を貫き、2位という結果につなぐことができて、チーム全体が自信を持てた。選手たちの疲労はあったが、リーグ戦後に休養もとったし、紅白戦を見ていてもみんなよく動けている」と話す。


(画像:4月から6月にかけて行われた関西学生軟式野球春季1部リーグの結果。順位は勝利数(引分けは0.5勝扱い)で決定。首位が全国大会、2位、3位が関西ブロック大会へ出場する一方、最下位は2部に降格、5位は2部リーグ2位との入替戦を戦う。)

関西ブロック大会は、6月27日(月)~6月30日(木)の4日間、八尾市立山本球場及び寝屋川公園第一野球場で行われる。関西地区に4つある学生軟式野球連盟の各春季リーグで2位または3位に入った8大学が、トーナメント方式で戦い、優勝した大学は、8月21日(日)から長野県で行われる、全日本大学軟式野球選抜大会に出場する。神戸大の初戦は、大阪経済法科大(西都大学軟式)で、27日(月)に山本球場で10時30分プレーボール。

関西ブロック大会へ向けて、沖島主将は「対戦相手は強い。でも、強い相手でもみんなでチャンスをつなげて点をとるという自分たちの野球を貫いて勝利につなげたい。それは春季リーグでやってきたことだし、貫ければ(ブロック大会でも)勝てると思う」と話した。


(画像:関西ブロック大会のトーナメント表)

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