はちの巣座新歓公演 「演劇の力伝えたい」

 演劇研究会はちの巣座は、4月30日(日)に鶴甲第1キャンパスのシアター300で新歓公演「フクシュウの時!」を上演する。29日には公開リハーサルが実施され、新入生や学生が演劇を楽しんだ。料金は無料カンパ制で、入場には事前予約が必要。<笠本菜々美>

(写真:カーテンコールで笑顔を見せる役者)

 「フクシュウの時!」は二人芝居。死を望む青年『タダシ』と女優を夢見る女性が出会い、少しずつ打ち解けていくが、驚きの展開に。二人が激しい感情をあらわにするシーンから、コメディ要素もあり、目が離せない約50分間の作品だ。

 新歓公演のテーマにあえて明るいテーマではなく「復讐」を選んだことについて、脚本を担当した北條康弘さんは、「演劇は、感動する話だけではなく、バッドエンドであっても人の心を動かすことができる。演劇は(人の心を動かす)『力が大きい』ということを示したかった」と話した。

 また、昨年の冬ごろに部員になり、今回初めて役者として舞台に立ったという居軒由佳さんは、「自分の過去を語るシーンが難しかった。最初は気持ちが入らず、苦戦した」と語った。

(写真:はちの巣座の看板)

 新歓に参加し、今回の公演に興味をもったという新入生は、「ラストの、死の恐怖におびえる『タダシ』さんの演技が一番印象に残った」と、余韻に浸る様子だった。また、友人同士で公演を観に来た学生は「最初から最後まで目が離せなかった。ぞわーっとした」、「見た人に緊迫感が伝わる演技で、思わず手を握り締めたときもあった」と話した。

 はちの巣座の新歓公演は、4月30日(日)にも行われる。役者・脚本を担当した北條康弘さんは観客に向けて、「最初は自分ひとり部屋で考えていたものが、大きくなって舞台になる、ということを伝えたい」とメッセージを送った。

《神戸大学演劇研究会はちの巣座vol.172 2023年度新歓公演「フクシュウの時!」》
●日時=4月29日(土)17時開演(公開リハーサル)、4月30日(日)13時半開演/16時半開演
●場所=神戸大学鶴甲第一キャンパス シアターD300(〒657ー8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1丁目2-1 神戸市営バス「神大国際文化学研究科前」から徒歩4分)。
地図=
http://maps.google.co.jp/maps/ms?brcurrent=3,0x60008c427a06669b:0x85f2228bfd3fa251,0&ie=UTF8&view=map&oe=UTF8&msa=0&msid=117106927553343243002.0004628828297a6e3ea31
●予約フォーム= https://t.co/FhOZzdskWd
●入場料=無料(カンパ制)。
●問い合わせ=
▽公式Twitter=@Hachinosuza8_2
▽メールアドレス=bee_happy_8[at]yahoo.co.jp
※送信する際は[at]を@に置き換えてください。

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