男子ラクロストップリーグ 延長の末優勝逃す

 ラクロス男子トップリーグトーナメント決勝で神戸大男子ラクロス部は関学大と対戦。互いに点を取り合い、追いつ追われつの展開となりながら最終Qで神戸大は1点リードする。しかし、残り30秒で同点に追いつかれ、サドンビクトリーの末6-7で敗北した。主将は「最後の最後に綻びが出てしまった」と悔しさを露わにした。<尾畑陽貴、本多真幸>

 6月3日、ラクロス関西男子トップリーグトーナメント決勝戦が宝ヶ池球技場(京都市左京区)で行われ、神戸大は関学大と対戦した。第6回関西トップリーグトーナメントは、関西男子学生ラクロスの1部リーグに所属する7校の主催で、関西地区から全日本大学選手権優勝チームの輩出と地区の強化を目的に、毎年春に行われるトーナメント形式の大会。優勝チームは、春の東京六大学ラクロスリーグ交流戦の優勝チームと戦う。神戸大は2019年に1度の優勝経験がある。

 第1Qは関学大がリードする展開となった。残り8分半ごろ、関学が先制点を挙げ、さらに残り4分で追加点(神戸大0-2関学大)。しかし、神戸大も粘り強くゴールを狙い、残り2分ごろ15番・AT宮田英和がシュートで1点を返す(1-2)。第2Qにも1番・AT藤井直紀がシュートを決め、神戸大は同点に追いつく(2-2)。

(写真:シュートを決める藤井)

 同点で迎えた第3Qは、双方の点の取り合いとなった。関学大は開始から10分間で計3回ゴールに球を運び、一時は神戸大を大きく突き放す(2-5)。関学大の猛烈な攻めに対し、神戸大は持ち前の粘り強さで反撃に出る。残り3分ごろ、21番・MF宮本優真のシュートで3-5とすると、残り1分で宮田が本日2本目のシュート(4-5)。関学大との点差を1点に縮めた。

 最終Q。残り10分ごろ、神戸大の14番・MF木邨(きむら)聡志が相手の攻勢の返しに強烈なロングシュートを放ち、同点に追いつく(5-5)。

(写真:最終Q、同点シュートを決め、ガッツポーズをする木邨)

 さらに残り6分半ごろ、藤井も本日2本目のシュートで勝ち越しの1点を奪取する(6-5)。

(写真:最終Q、勝ち越し点に沸く神戸大サイド)

 このまま神戸大が逃げ切るかと思われたが、残り30秒でグラウンドボールを関学大が逃さず拾い上げ、ゴールまで運ぶ。試合は6-6で同点となり、延長戦にもつれ込んだ。

 延長戦は、4分で1点を先に取った方の勝ちとなるサドンビクトリーというルールで行われる。神戸大は果敢にゴールを狙うが、関学大が返しにシュートを決め、接戦の末6-7で神戸大を破った。

(写真:サドンビクトリー残り0分、関学大に得点を許し、神戸大は敗北。)

中村達哉主将のコメント

「今日の試合を振り返って良かった点は、試合スコアが想定通りに進んだことだ。ベスト、ノーマル、ワーストのパフォーマンスを想定しており、今回はノーマル展開だったが、その想定通りに試合を運ぶことができた。しかし、最後の最後に綻びが出てしまって、気の抜けたプレーが出てしまい、サドンビクトリーで逆転されてしまったことが反省点だ。今後はハードワーク、ハードスタイルという自分たちの強み生かしながら、それをホイッスルが鳴るまで貫き通すという姿勢を心掛けていきたい」

(写真:中村達哉主将)

加瀬秀斗コーチのコメント

「今日の試合はやってきたことがある程度出せていたという点では皆頑張っていたと思う。終盤のプレーでは、相手が場慣れしていたこともあり、細かいところにこだわれる選手とそうでない選手の差が出てしまった。スタイルは間違っていないと思うので、チームとしての力を高め、どれだけ細かいところにこだわれるか、ということが今後の課題だ」

(写真:加瀬秀斗コーチ)

《第6回関西男子トップリーグトーナメント決勝戦》
神戸大11220|6
関学大20311|7

(画像:トーナメント表)

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