神戸大学食資源教育研究センターは、7月14日に神戸大六甲台第2キャンパスにある百年記念館で4年ぶりに農作物を直売した。農学部の学生が実習で育てたジャガイモやタマネギを求めて、学生や近隣住民が列を作っていた。<奥田百合子、川﨑成真>
(画像:農産物直売の告知ポスター。 食資源教育研究センターTwitterより)
神戸大学食資源教育研究センターは、7月14日に神戸大六甲台第2キャンパスにある百年記念館で4年ぶりに農作物を直売した。食資源センターは、兵庫県加西市にある神戸大農学研究科の附属農場。
(写真:農作物直売会に並ぶ人々。2023年7月14日11時半ごろ撮影。神戸大学百年記念館にて)
販売される農作物は農学部の学生が農業技術の習得を目的に栽培したもので、地域貢献の一環として直売されている。2019年には4回開催されていたが、新型コロナウイルスの影響で2020年以降は休止していた。
4年ぶりの開催となった今回の直売会では、ジャガイモの「ネオデリシャス」は1袋400g、タマネギの「ターザン」は1袋600gで販売された。どちらも1袋100円。
(写真:販売されたタマネギ「ターザン」とジャガイモ「ネオデリシャス」。2023年7月14日午前11時半ごろ撮影。百年記念館で)
直売会で農産物を購入した学生(農・1)は、自身も農作物の収穫に参加したという。「農作物を掘り出すのは大変だったが、こうして食べられるのは嬉しい。ジャガイモは、普段買っているものと種類が違うので、食べるのが楽しみだ」と話した。
近所に住む夫婦は「神戸大での農産物直売が始まったころからずっと来ている。8月にはぶどうが販売されると聞いて楽しみ。(食資源センターがある)加西市の農場にも何度も遊びに行ったことがある」と話し、「近いし新しいしおいしいし安い」と笑顔を見せた。
また、販売していた職員の一人は、「久しぶりの直売会だったが、(昔の)常連さんが来てくれていてよかった。お客さんが入るかは未知数だったが、ちゃんと来てもらえて安心」と顔をほころばせた。
了
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