神戸大男子ラクロス部は１０月１４日、京都市伏見区の伏見桃山城公園多目的グラウンドで行われた関西学生ラクロス１部リーグの第６節で京都大と対戦。序盤から試合を優勢に進め、１４－３で勝利した。これにより神戸大は予選１位通過が決定し、７年ぶりのリーグ優勝へ王手をかけた。１１月４日（土）に鶴見緑地スタジアムで行われる、ＦＩＮＡＬ３の決勝では、準決勝の同志社大対関学大の勝者と対戦する。＜蔦旺太朗、本多真幸＞

　１０月１４日、神戸大男子ラクロス部は伏見桃山城公園多目的グラウンド（京都市伏見区）で京都大と対戦。神戸大はこれまで４勝１分と順調に勝ちを積み重ね、予選３位までが出場できる決勝トーナメントである、FINAL３への進出を既に決めていた。この試合は予選１位通過を決める重要な試合だった。

　１Ｑ、神戸大は主将の１０番中村達哉（工４年）のショットで先制すると、１番藤井直紀（工３年）、８番三浦和輝（工４年）、７番三和勇太（工４年）が続いて得点を重ねる。さらに１０番中村達哉がディフェンスの隙に切り込んで追加点を決め、序盤から試合の主導権を握った（５－０）。

　２Ｑ開始直後に失点を許すが、神戸大は冷静にパスを回して相手ディフェンスを翻弄。１０番中村、１番藤井が得点して神戸大の攻撃は勢いを増す。（７－１）。

　３Ｑ、１０番中村が今試合自身４点目のショットを決め、２１番宮本優馬（工２年）が連続で２点を追加。京大をさらに突き放す（１０－１）。

　４Ｑ開始直後に１４番木邨聡志（農４年）が相手の隙をついたショットで得点、続いて１５番宮田英和（済２年）、７番三和がそれぞれ得点を追加する。その後にメンバーを入れ替えることでファウルなどのミスが続き失点するも、神戸大は攻撃の手を緩めずに１８番尾関佑介（営２年）が得点。試合終了間際に１点を返されるもそのまま逃げ切り、神戸大が勝利した（１４－３）。

　今試合の勝利により、神戸大は予選リーグ１位通過が確定し、２０１６年以来７年ぶりのリーグ優勝に王手をかけた。神戸大の次の試合は、予選リーグの上位３チームで行われるトーナメント戦であるＦＩＮＡＬ３の決勝戦で、１１月４日（土）１３時から、大阪市鶴見区の鶴見緑地スタジアムで行われる。相手は、予選２位の同志社大と予選３位の関西学院大による準決勝の勝者。

中村達哉主将のコメント
「今日の試合はリーグ戦１位通過を決める大事な試合だった。試合の入りはとても良く、後半も点差があることに甘んじずに自分たちのハードワークを出すことができた。しかし、普段控えの選手が出たときに細かいミスが続き、詰め切れていない部分があった。チームの底力をすべて出し切れていないことが反省点だ。去年はチームの一体感がなく、細かいところを徹底する力が足りなかった。これらを改善してきたことが、今季のチームの強みだ。上がってくるチームは強豪だが、スローガンである『一燈照隅』を体現して全員で勝ち抜きたい。キャプテンとしては、チームを引っ張る力を発揮したい。」

谷口寛ヘッドコーチのコメント
「今日の試合は思ったよりも序盤で点が動き、１位通過を決める大事な試合で立ち上がりがうまくいったことはすごくよかった。課題はファウルが多かったことで、強い相手はひとつのファウルで流れが変わるので、小さなミスを減らさなければならない。今年はここ何年かで最も成績が良いが、今年のメンバーが特別に良くなったというわけではなく、つないできたものが形になって結果が出た。優勝すれば２０１６年以来、７年ぶりとなるので、何としても優勝したい。」

　関西学生ラクロスリーグ男子１部では、リーグ内の７チーム総当たりによる、予選ブロックを行う。その後、ブロック１位から３位で決勝トーナメント（ＦＩＮＡＬ３）を行い、最終的な順位を決定する。１部リーグ戦順位の５位、６位、７位に関しては２部リーグ順位の３位、２位、１位のチームとそれぞれ入替戦を行い、勝敗により残留、降格を決定する。

《第３３回関西学生ラクロスリーグ戦・１部男子第６節》
神戸大５２３４｜１４
京都大０１０２｜３

了