硬式野球部、秋季リーグ入替戦2回戦 5-4で神医大下し、イーブンに

 10月25日、近畿学生野球連盟秋季リーグの1部2部入れ替え戦が豊中ローズ球場で行われ、神戸大は神医大との2回目の対戦を行った。負ければ降格確定の試合であったが、喜田(済3年)のツーランなどで得点を重ねた神戸大は5-4で勝利を収め、神医大との戦績をイーブンとした。<尾畑陽貴>

 10月24日から硬式野球近畿学生連盟秋季リーグの1部2部入れ替え戦が行われており、1部最下位の神戸大は2部首位の神戸医療未来大と豊中ローズ球場(大阪府豊中市)で対戦する。24日の1回戦は2-9で7回コールド負けを喫した。2015年秋シーズンから長らく1部でプレーしている神戸大だが、25日の2回戦で敗北すると2部降格が確定する。

 試合は神戸大がリードし、神医大が追いかける展開となった。1回表、1死一二塁で4番喜田将生(済3年)が低めの直球を逃さず右適時二塁打を放つ。二塁ランナーが生還し、神戸大が1点を先制(神戸大1-0神医大)。

(写真:二塁に到達した喜田(左奥)と本塁へ還るランナー(手前))

 神戸大の先発は友定舜(海政2年)。ランナーを出しつつも安定した投球で打者を打たせて取る。3回まで無失点に抑えていたが、4回裏の神医大の攻撃で先頭打者に二塁打を許す。犠打と三ゴロで2死三塁とし、続く打者がセンターへタイムリーを放つ(1-1)。神戸大は同点に追いつかれ、投手を友定から狩山知大(工3年)に交代する。狩山は投げ始め制球が安定せず、連続四球で二死満塁とするが、続く打者を空振り三振に打ち取り、追加点を免れた。

 6回裏に神戸大の攻撃チャンスが訪れる。1回に先制打を放った喜田は、1死二塁で勝ち越しのツーランホームランを放つ(3-1)。ファウルで粘った後、高めの直球を力強くスイングし、レフトフェンスまで持っていった。攻撃の流れを掴んだ神戸大。1死一三塁とすると、梶川耕平(工4年)のスクイズ、荻根澤司(国人3年)のタイムリーでさらに2点を追加する(5-1)。

(写真:レフト方向へホームランを放つ喜田)

 7回裏の攻撃で神医大も追い縋る。無死一二塁、神医大の4番宜保は、交代したばかりの林大貴(海事4年)のスライダーを捉え、レフト越えのスリーランホームランを放つ(5-4)。

 点差を縮めた神医大は8、9回にも逆転のチャンスをつくる。8回裏、内野安打と野手選択、四球で1死満塁となるも、林は2人の打者を浅めの右飛と捕飛に打ち取る。9回裏にも神医大は三塁にランナーを置くが、最後の打者が右飛に倒れ、1点のリードを守り切った神戸大が勝利した。これで神医大との戦績は1勝1敗のイーブンとなり、26日の対戦結果で入れ替えの有無が決まる。

以下、監督と主将のコメント。

駒寿諒真主将(国人4年)「ここまで来たら気持ちの勝負なので、とにかく負けないことを全員意識して臨みました。喜田が点を入れてくれたので、ピンチでもチャンスでも浮足立つことなく、リラックスしてプレーできた。秋リーグの反省点も活かせていたと思う。」

(写真:インタビューに答える駒寿主将)

中井明則監督「ピッチャーの交代も含めて総力戦だった。「自分が試合を決める」「出場場所がある」と信じて準備をしてくれて、理想の試合運びができた。後半のピンチを乗り越えることができたのは、全員が「負けたくない」という気持ちで集中力を発揮していたからだ。と思う。特に喜田はフィールド内で指揮を執り、攻守にわたって活躍してくれた。」

(写真:インタビューに答える中井監督)

《近畿学生野球連盟秋季リーグ1部2部入替戦2回戦 @豊中ローズ球場(大阪府豊中市)》
神戸大100 004 000|5
神医大000 100 300|4

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