３月２６日、２７日に、神戸大新入生歓迎祭が鶴甲第１キャンパスのグラウンドで行われた。約１６０もの団体がブースを出し、２日間で約１４００人が来場した。１日目は天候に恵まれず、ステージ出展が朝から中止されて、新歓祭は午前のみの開催となったが、２日目は快晴の中多くの新入生が在校生との交流を楽しんだ。＜蔦旺太朗＞

（写真：にぎわう新歓祭の様子。2024年3月27日 15時31分ごろ撮影）

　神戸大新入歓迎祭が、３月２６日、２７日に鶴甲第一キャンパスで開催された。約１６０もの文化系・運動系の団体がブースを出し、参加者は活動内容の説明を受けた。また、各団体がビラを配って勧誘し、新入生は在校生と交流しながら会場を回った。

　１日目は大雨に見舞われ、ステージ出展が朝から中止に。来場者も約４００人と少なく、在校生たちは傘を差したりフードを被ったりして活動を続けたが、強風のため、午後からの新歓祭は中止となった。

（写真：大雨と強風の中、雨宿りのためブース内にかけよる学生たち。2024年3月26日11時30分ごろ撮影）

　２日目は一転して好天に恵まれ、春の陽気に包まれる中約１０００人もの新入生が来場した。ステージ出展では１３の団体がパフォーマンスや企画を行った。最後に行われた放送委員会主催のビンゴ大会では、新入生、在校生がともに参加して盛り上がりをみせた。

（写真：ビンゴ大会の様子。2024年3月27日15時40分ごろ撮影）

　来場した医学部の新入生は「向こうから話しかけてくれるので、いろんな団体の人と話すことができた。体育会系の部活の中でも新しく始める人が多いと聞いたので、アイスホッケー部が気になった」と話した。

　海洋政策科学部の新入生は「高校のころからやっていたので、軟式テニス部のブースに行った。部活のことだけでなく、大学生活に関する情報を知ることもできた。通学には原付に乗るのがおすすめと聞いたので、考えてみようと思う」と話した。

　新歓祭にブース出展をしていた体育会自動車部の関内さん（文・新３）と冨田さん（工・新３）は「去年は新入部員が０だった。現役部員が４人で、しかも全員が新３年以上なので、割とガチでまずい状態なんです。でも去年よりは（新歓祭のブースに来てくれた新入生の数が）マシです」と笑った。

　また強風による新歓祭１日目の中止について「準備の立ち上げが遅かったのもあり、大変だった。終わった後のTwitterの広報ももうちょっとしておけばよかったかな」と語った。

　茶華道部はブースでお茶を点てて（たてて）いた。

　茶華道部の吉田さん（国人・新３）と小島さん（経済・新３）は「昨日は大雨だったから、今日からお茶を点てていて、今日は１０杯くらい作った」と話す。また部員について「留学生が２、３人いるけど、今日もブースに留学生が１人来た」という。

　新歓祭実行委員の学生は「去年は新入生として新歓祭に参加していて、今年は自分が運営する側になると思っていなかった。１日目は大雨とはいえ来てくれた新入生がいたことがうれしかった。２日目は天気も晴れて、ステージ出店も予定通りできてよかった」と満足げに語った。

了