あの頃の景色再び 第18回ホームカミングデイ

 10月26日(土)、第18回神戸大学ホームカミングデイが開催された。午前に六甲台講堂で行われた全学式典では卒業生の講演や現役学生による発表などが行われ、午後は各学部の企画や留学生ホームカミングデイのほか、今年からの催しである国際交流パーティーも行われた。<熊谷孝太>

(写真:第18回神戸大学ホームカミングデイ全学式典での福田和代さん(工・1990年卒)による記念講演。2024年10月26日午前、神戸大出光佐三記念六甲台講堂で)

 第18回神戸大学ホームカミングデイが10月26日(土)に神戸大キャンパスで対面開催され、神戸大学東京六甲クラブ(東京都千代田区)と、全国の卒業生にオンラインで配信された。ホームカミングデイは、大学の主催で年に一度同窓生や教職員が集まる機会として設けられている。

 全学式典では、藤澤学長、坂井校友会会長の挨拶に続いて、現在小説家としても活躍する福田和代さん(工・1990年卒)が「人生に無駄なことはない」と題して講演した。

 卒業後、金融系システムエンジニアとしても働く経歴をもつ福田さんは、「人生でやっぱりいろんなことをやってきたんですけれども、無駄なことって何一つなかった」と話す。神戸大に期待することとして、「最近実はいろんな場面で、あ、これ面白いな、と思ったら神戸大学が関係していたということがちょくちょく発生しておりまして。ネット上でいろんな情報発信をされているのがいいことなんだろうなって思っている次第です。私などにも取材の時間などをいただけるとありがたいかな」と語った。

 講演のあとには現役学生による発表として、医学部医学科の学生3人による能登半島災害ボランティア活動報告や、混声合唱団アポロンによる演奏、応援団総部による演舞披露が行われた。

(写真:全学式典でボランティア活動を報告する医学部の学生。2024年10月26日午前、神戸大出光佐三記念六甲台講堂で)

(写真:神戸大学学歌を披露する神戸大学混声合唱団アポロン。2024年10月26日午前、神戸大出光佐三記念六甲台講堂で)

(写真:応援団総部による演舞。2024年10月26日午前、神戸大出光佐三記念六甲台講堂で)

 また、午後からはそれぞれのキャンパスで学部別に企画が行われた他、留学生ホームカミングデイも行われた。国際交流パーティーONE KOBE FAMILYは留学生ホームカミングデイの後に百年記念館で行われた軽食立食パーティーで、今年が初となる催し。現役学生、修了・卒業生、外国人留学生、海外同窓会など約250人が、クイズ大会やパフォーマンス披露を通して繋がった。

 コロナ禍以前、留学生ホームカミングデイの後にグローバル教育センターの主催でティーパーティーが行われていたが、神戸大主催神戸大学校友会共催の軽食立食パーティーとして今回リニューアルした形となる。

(写真:親交を深める国際交流パーティーの参加者。2024年10月26日午後、百年記念館で)

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