政治学者で神戸大学名誉教授だった五百旗頭真(いおきべ・まこと)さんが歴代総理たちと交わしてきた膨大なやりとりの記録を通して、日本外交の行方を占うNHKスペシャル『未完のバトン 第2回「秩序なき世界 日本外交への“遺言”」』がオンエアされる。放送は5月4日(日)21時から。1週間は「NHK+(プラス)」で見逃し配信がある。
日本が直面する課題を克服するために、理想を掲げ苦闘を続ける人々を描く、NHKスペシャルの大型シリーズ「未完のバトン」。5月4日放送の第2回は、去年3月に急逝した政治学者・五百旗頭真さんを取り上げる。
五百旗頭さんは冷戦後の国際秩序を維持していくためには、日米同盟を基軸にアジアと緊密な関係を築くことが日本の役割だと終生訴え続けてきた。 番組では、五百旗頭さんが遺した貴重な記録や、福田康夫元総理大臣をはじめとする政府関係者への取材を通して、21世紀の日中・日韓外交の舞台裏に肉薄する。
五百旗頭真(いおきべ・まこと)さんは、2024年3月6日午後、急性大動脈解離のため亡くなった。80歳だった。近代日本政治外交史が専門。1967年、京大法学部卒、1969年同大法学研究科修士課程終了。広島大政治経済学部助教授、米ハーバード大客員研究員を経て1981年から2006年7月まで神戸大法学部教授。阪神・淡路大震災では、西宮市内の自宅が全壊し、卒業間際のゼミ生を亡くした。
●番組名=NHKスペシャル 未完のバトン 第2回「秩序なき世界 日本外交への“遺言”」
●日時=2025年5月4日(日)21時から21時49分。
●メディア=NHK総合。
●番組サイト= https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/
●見逃しサービス=1週間は「NHK+(プラス)」(https://plus.nhk.jp)で見逃し配信があります。
(画像下:番組サイトから)

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