関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1)の第3節が9月21日、神戸ユニバー記念競技場で行われた。神戸大レイバンズは甲南大に24-21で勝利し、リーグ成績を2勝1敗とした。前半はレイバンズのペースで試合が進んだが、後半はディフェンス面に課題が見られた。次戦は、9月27日(土)の同志社大戦。<久保田一輝>

(写真:試合後、観客に挨拶をする福田勘太主将 試合には勝利したが、その顔に笑顔はなかった 2025年9月21日午後 神戸ユニバー記念競技場で)
▼2025関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1) 第3節
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
神戸大 7 10 7 0 24
甲南大 0 0 14 7 21
(神戸市須磨区・神戸ユニバー記念競技場)
第1Q、レイバンズは仲谷建人のタッチダウンで先制する。残り1ヤードからダイブで押し切った。その後のキックも下村慎がしっかりと決める(7-0)。

(写真:第1Q、仲谷建人のタッチダウン 右側から飛び込んでいるのが仲谷)
第2Q、下村慎が21ヤードのフィールドゴールを決め、レイバンズは3点を追加する(10-0)。第2Q終了間際には、井上雄貴がタッチダウンを決め、17-0で前半を折り返す。

(写真:第2Q、下村慎のフィールドゴール 背番号26)

(写真:第2Q、井上雄貴のタッチダウン 背番号32)
第3Q、3分8秒に井上雄貴がこの日2本目のタッチダウンを決める(24-0)。ここまではレイバンズのペースで試合が進む。

(写真:第3Q、この日2本目のタッチダウンを決めた井上雄貴 背番号32)
このまま、レイバンズのペースで試合が進むかと思われたが、第3Q中盤からは徐々に甲南大に流れが移っていった。
第3Q、7分50秒にレイバンズはこの試合初めてタッチダウンを奪われる。その約3分後にもタッチダウンを奪われ、ここで10点差に詰め寄られる(24-14)。

(写真:試合後半は甲南大のペースで試合が進んだ)
第4Q、レイバンズは下村慎がこの日2本目のフィールドゴールを狙うが、ディフェンスに阻まれる。流れを取り戻せないまま試合は進み、10分43秒に甲南大にこの日3本目のタッチダウンを奪われる(24―21)。

(写真:第4Q、下村慎がフィールゴールを狙うもディフェンスに阻まれる)
24-21で試合には勝利したが、レイバンズの選手は誰もこの結果に満足していなかった。試合後のミーティングでは反省の声が多く聞かれた。
<福田勘太主将の話>
前半までは思うような展開にできていた。後半は前節の1節、2節と同じように、相手の思い通りになってしまった。
<矢野川源監督の話>
▽今日の試合について
結果的に良くなかった。前半は良くて、後半は良くなくて、という試合が3試合とも続いてしまっている。後半にどれだけ力を出すか、1試合をどうやったらやり続けられるか、をテーマに臨んでいる試合だったが、また同じことをしてしまった。後半は向こうが開き直ってパスを投げてくるという展開だったが、パスディフェンスの基本があまりにひどかった。
▽次戦の同志社戦に向けて
今日出た課題は大きいので、そこをどれだけ改善できるか。気持ちの部分も大きいので、そこをもう一回しっかり作り直して臨みたい。
次戦は、9月27日(土)の同志社大戦。これまでの3試合は、いずれも後半に流れを奪われている。課題もあるが、チームは着実に1つになっている。打倒3強に向けて、レイバンズの戦いは続く。
<今シーズンの成績 現在2勝1敗>
●神戸大 10―23 近大
○神戸大 20―18 京大
○神戸大 24―21 甲南大
<残りの試合日程>
9月27日(土) vs同志社大 @MK TAXI FIELD EXPO
10月13日(月)vs立命大 @たけびしスタジアム京都
10月26日(日)vs関学大 @たけびしスタジアム京都
11月9日(日) vs関西大 @万博記念競技場
了
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