神戸大は2019年度学部入学生からノートパソコンの必携化を実施している。ニュースネット委員会は、6月9~23日にかけて、インターネット上で神戸大の19年度学部入学生(学部1年生)を対象にノートパソコン必携化に関するアンケートを実施。72人から回答を得た。
「ノートパソコンの必携化は必要だったと思いますか」という質問に対し「思う」と答えた学生は13・9%にとどまった。「あまり思わない」「全く思わない」が合わせて55・5%と半数を超え、多くの学生が必携化を必要と感じていないことが明らかになった。
必要だと思わない理由を選択式で聞いたところ「授業で使用しないから」と答えた学生が45%で最も多かった。「授業中にノートパソコンを使う機会のある授業は週にいくつありますか(情報基礎を除く)」という質問は「ない」と答えた学生が40・3%、「1~3」が51・4%で、ノートパソコンを使用する授業は少ないとうかがえる。
ノートパソコン必携化について意見を聞く自由記述でも「必携の割には授業で全然使わない」など、大学がノートパソコンを「必携」にする必要性を疑問視する声が上がった。
神戸大は昨年7月、情報通信技術の十分な活用能力を有する人材を育成し、それらの技術を活用した教育を提供することを目的に、19年度学部新入生からノートパソコンを必携化すると発表した。教員の指示があった場合に持参できるよう、入学までにノートパソコンを準備することを求めた。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。