あと、一歩が足りなかった。
初戦の成城大との試合を12-7で破り迎えた決勝。前半を7-6で勝ち越して折り返したが、後半からはお互い点の取り合いに。流れが変わったのは第4Q。QB上田(発達・3年)からWR谷端(発達・3年)へのパスをインターセプトされるとそのままTDを許してしまう。これでTD2本の差をつけられると、その後は点差を縮めても突き放される。力及ばず、20-34で終戦を迎えた。
試合後、主将の谷端は「1年間やってきたことが終わってしまうのが悔しい。4回生ともっと試合がしたかった」と今までを振り返った。
序盤は好調だった。「予定していたゲームプランを実行できた」とペコーチが話した通り、前半を7-6で折り返す。「点の取り合いになったら勝てない」(ペコーチ)の言葉通りロースコアの展開に持ち込んだ。
後半、前半同様に試合を進めていく神戸大だったが、14-13で迎えた第4Q。武庫川女大にTDを許し、14-20と逆転される。その後の攻撃、自陣10ヤード付近、QB上田からWR谷端へのパスがインターセプトされ、そのままTDを許してしまう。これで13点差と大きく離される。次の攻撃でTDを決め6点差まで迫ったが、決死のオンサイドキックは相手にボールを抑えられ失敗。点差をつめられず20-34で試合を終えた。
「ゲームプランは実行できていた。精度であったり技術。そういう部分で負けた」とペコーチ。春、そしてリーグ戦で敗れた時に比べ成長の跡は見せたが、後一歩が足らなかった。
「来年はこれを超えるようにもっともっと練習したい」と谷端。早くも次の目を見据えていた。
試合に敗れ肩を落とす選手ら(ともに11月30日・王子スタジアムで 撮影=高橋和弘)
●第22回東西学生王座決定戦1回戦(2013年11月30日 王子スタジアム)
成城大 0 7 0 0=7
神戸大 0 6 6 0=12
●第22回東西学生王座決定戦決勝
神戸大 7 0 7 6 =20
武庫川女子大 0 6 7 21=34
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