経済・経営・法学部のキャンパスには、レトロで洋風の建物が並んでいる。中でも社会科学系図書館など数棟は登録有形文化財に指定されており、風格ある姿を現在に至るまで残している。しかし、どれだけ立派な建物であっても、長い年月を経ることで老朽化することは避けられない。【7月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
六甲台講堂は昭和10年に建設され、平成15年に当時の文化庁より登録有形文化財に指定された。建設されてから約70年間、学校行事や講演会、課外活動の公演などで利用されてきた。毎年11月上旬に行われる神戸大の学園祭「六甲祭」においても講堂はステージの一つとして利用されるため、多くの学生にとってなじみのある建物となっている。
今回の改修工事では、タイルがはがれている箇所などについては補修を行い、外観は現在のイメージを残したものになるという。工事期間は9月末までを予定。今年度の後期日程が始まるころには、新たに生まれ変わった六甲台講堂を見ることができそうだ。?
神戸大のシンボルとも言える六甲台講堂。新生六甲台講堂は、旧神戸商業大学時代から神戸大を見守ってきた歴史、伝統を残しつつ、建物内は最新の設備を備え、講堂としてさらに利用しやすくなるという。伝統と最新設備を兼ね備えた「新たな」建物の誕生は、もう目の前に迫っている。?
○課外活動等に影響も
講堂の改修工事によって、学生、団体に影響がでている。
その中のひとつは演劇の部活・サークル。今まで公演に講堂を利用してきたが、今年度の新歓公演の際は改修工事のために講堂を使用することができなくなった。代わりに、国際文化学部のキャンパスにあるD300教室(シアター300)で公演ができるよう、学校側は事前に文化総部と打ち合わせ、舞台設置には改修工事の費用の一部をかけたという。
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