2009年度関西フットサルリーグ第1節が5月17日に東淀川体育館で行われる。「フォルサ」の名を廃した新生「神戸大」の初戦の相手はだいふごう。開幕直前のチームに、話を聞いた。【5月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
○大学王者、神戸大の今季展望
昨年、全日本大学フットサル選手権で優勝した神戸大が、新たなチームで新シーズンを迎えた。主力だった当時の4年生が抜けた神戸大。大学王者の今季を分析する。?
戦力ダウンは否めない。エースのP赤本に加え、スタメンクラスのB田代、B小仲、A森川が抜けた。ゴレイロ1人を含む5人で戦うフットサルでは、スタメン全員がいなくなったのとほぼ同じこと。特に、ディフェンスリーダーの田代と小仲が消えた守備陣の立て直しが急務だ。「今年は全員で守備をしていく」と新主将のA石村(工・4年)。ここ数か月は守備を中心に練習してきた。カウンターを武器とするだけに、守備が関西リーグで通用するか否かで全てが決まるといっても過言ではない。?
不安材料はもう一つある。スタッフ陣が全員いなくなったことだ。北垣監督、池上、小林両コーチ。そのため、今季からは練習から試合まで、4年生が中心となってプレーイングマネージャーにならざるを得ない。外部から監督を招へいすることも考えたというが、あくまで学生主体でチームを作ることにこだわった。?
開幕戦の相手は昨季9位のだいふごう。フォルサが苦手な、ロングボールを放り込む「サッカーフットサル」を特徴とする。「開幕戦がリーグで一番大事」と石村主将。難敵に連勝し、開幕戦で勢いに乗るシナリオを、頭に描いている。?
○2人の2年生ルーキーズ?
A伏見(理・2年)、A満田(経営・2年)。リーグ開幕戦からの出場が濃厚な、2人の2年生に話を聞いた。?
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昨季、第9節で関西リーグデビューを果たした伏見。今季には並々ならぬ思いがある。実は今年2月に、一度休部していたのだ。「去年は結局上のチームに残れなくて、下でやるのがイヤで」。甘い考えとは分かりつつも、フットサルと距離を置くことで、もう一度自身を見つめ直した。「戻るなら次こそは真剣に」。フットサルの魅力が忘れられなかった伏見は復帰を決断する。相手の逆を突き、ひらりひらりと相手ディフェンスを崩すプレーが持ち味。「メンタルが甘いな!」と主将には茶化されたが、チームの貴重な戦力であることに間違いはない。?
「僕、ケツの方なんで」と謙虚なのは満田。昨季は関西リーグ出場はなく、サテライトでプレーを続けていた。「出れてないメンバーに、『なんであいつ出てんねん』って言われないように。まずは出たい」と決意を語る。フェイントをかけずに一瞬のスピードで相手守備陣を切り裂くプレーが持ち味。神戸大のスピードスター、誰よりも輝いてみせる。?
○「フォルサ」「ゲレイラ」消滅?
神戸大フットサル部は4月下旬に構成2チームの愛称、「フォルサ」と「ゲレイラ」を廃止した。両チームの合併を受けてのもの。神戸大フットサル部として一つにまとまり、競技レベル向上と普及振興活動を目指す。「今までの名前は実績も知名度もある。でもこれからの僕たち『神戸大フットサル部』が今まで以上の実績を残せば良い」と石村主将。フォルサでもゲレイラでもない新たな愛称を考える可能性もあるという。
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