近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦、神戸大-大市大が4月29日に南港中央野球場で行われた。神戸大は先発大岡(発達・2年)が完投し、3-1で最終戦を勝利で飾った。これで最終成績を4勝4敗勝ち点2とし、春季の全日程を終えた。【4月30日 神戸大NEWS NET=UNN】?
小さい点差で守り勝つ。1点を大切に。最後の最後で神戸大らしい野球ができた。
この日は大岡が公式戦初先発。「緊張して硬くなっていた」という初回。いきなり先制を許す。
しかし、制球難に苦しむ2年生を救ったのは頼れる先輩らだった。4回に金川(発達・4年)の犠牲フライで同点に追いつくと、5回には二死満塁から2番・上田(経営・3年)。「前の中田さん(発達・4年)がスクイズ失敗していたので、帳消しにしないとと思っていた」(上田)。初球を中堅前に転がし、勝ち越し。次打者・後藤(経営・3年)にも適時打が出て点差を広げた。?
2点差で余裕が生まれた大岡は、その後は軽快なテンポで大市大打線を打ち取っていった。終わってみれば完投。「今まで結果は残してきたと思うので、(丁寧に低めに球を集める)自分のピッチングができればいけると思っていた。のびのび投げられたので疲れはなかった」と安堵の表情を浮かべた。?
優勝候補と前評判が高かった今季。結果は4勝4敗勝ち点2で、4月29日現在3位。到底満足できるものではない。「秋に向けて、チームを作り直さないと」と中村監督。大教大戦、阪南大戦で味わった悔しさと、最後の2試合で得た手ごたえを忘れてはならない。来季に向け、神戸大が新たなスタートを切る。
○今季を最後に引退する捕手・中田(発達・4年)のコメント
「ずっと『身の丈』ということを心掛けてきた。転がすバッティングだったり、謙虚な考え方だったり、自分の出来ることをやるということ。自分の力を理解して、やるべきことをやるのを徹底する気持ちがチームに浸透してくれれば」?
●近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦(4月29日・南港中央野球場)
神戸大 000 120 000 =3
大市大 100 000 000 =1?
【神戸大】○大岡-中田
【大市大】●河野-川島
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