特集・そして頂点へ 女子タッチフット編

冬が明け、女子タッチフットボール部ROOKSの新チームが始動した。昨年は日本一へあと一歩と迫りながら、決勝で武庫川女大に敗れ涙をのんだROOKS。悲願である「秋の日本一」に向け、今年のリベンジに燃える。そんなROOKSの春休み練習を訪問した。【3月13日 神戸大NEWS NET=UNN】

 ウォーミングアップに続いて体力練習、そして技術練習へ。新チームのリーダーたち中心に考えられた綿密なメニューが進められていく。「(春季に向けて)意識は上がってきている」と阿部主将(発達・新3年)も話すよう選手たちのモチベーションは高く、練習は活気に満ちている。
 目に留まるのは、選手同士がプレーについてその都度声を掛け合う姿や、メニューの切れ目に行われる少人数でのミーティング。練習テーマ・「考える」を象徴するシーンだ。重点を置くようになった少人数でのパス攻防「スペースボウル」も、オフサイドに気をつけながらスペースを見つけパスをつなげる典型的な「考える」メニュー。QBをはじめ、旧チームの「頭脳」が引退したことがこのテーマにつながっている。

 昨年春季トーナメントや秋季リーグ、さらには東西大学王座決定戦の決勝と、全ての舞台で武庫川女大に敗れたROOKS。「(ライバルは)武庫川女大」(阿部主将)、「(武庫川女大は)日本一になるための通過点だが、大きな壁」(玉井副将(経営・新3年))と意識は相当なものだ。練習テーマ・「考える」も、フィジカル面で劣る武庫川女大対策へとつながっていくのだという。
 とはいえ、当面の課題はチーム戦力の底上げとなる。昨年に東西王座決定戦を経験したメンバーが中心のチームとなるが、連携などの調整にはまだ時間が必要。何よりもの急務は新QBの育成だ。現在候補となっている磯谷(発達・新3年)、佐野(発達・新2年)はともにQB未経験で、その成長が今年のROOKSにおける最重要ポイントとも言える。

Photo まずは5月6日から始まる春季トーナメント、その先の全国大会(SUGAR BOWL)に標準を合わせる。「初戦で勢いをつけ、武庫川女大に勝って優勝する。SUGAR BOWLではいけるところまで勝ち進みたい」と阿部主将。その先に見えてくるのは、昨年手の届くところで逃した「秋の日本一」だ。

 武庫川女大へのリベンジ達成、そして頂点・日本一へ。2007年、ROOKSの再挑戦が始まった。

○昨年神戸大で惜しくも頂点に届かなかった体育会2クラブの練習を訪問し、取り組みや今年の展望を特集します。前半は女子タッチフットボール部ROOKSにスポットを当てました。この特集記事は塚本京平が担当します。

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