平成17年度神戸大入学式が神戸市中央区港島のポートアイランドホール(ワールド記念ホール)で行なわれた。学部生2698人、大学院生1721人、計4419人が入学した。【4月6日 神戸大NEWS NET=UNN】?
例年より遅れていた桜が咲き始め、6日は初夏の陽気となった。最寄り駅から会場へ続く沿道では、クラブ勧誘の部員らが列を作り新入生にビラを配っていた。
式は当初の予定通り、午前10時から始まった。野上智行学長は式辞の中で「互いの尊厳を認め、共に学び、共に遊び、共に共通の課題を克服する営みの中で形成されるものこそが私たちに未来の可能性を与える」と大学で学ぶ意義を新入生に伝えた。その上で「サークルの部室や研究室のドアをノックし、新しい道を開いてほしい」と激励した。
オリエンテーションの後には、応援団による演舞や学歌指導も行なわれ、新入生の入学を祝った。
法学部に入学した女子学生の母親は「応援団や吹奏楽部の方々が暖かく迎えてくれたので良かった。良い雰囲気の入学式だった」と話した。工学部に入学した男子学生は「これからはサークルやバイトなど、受験のときにできなかったことをいろいろやりたい」と新生活に期待を寄せた。
一方で「(最寄り駅までの)電車が混んでいたのでしんどかった。今日は暑いので余計にそう感じる」という意見も。大学広報課の職員によると「毎年聞かれる意見だが、入学式に適する会場がここ(ポートアイランドホール)しかないため、新入生に我慢してもらっている」という。学部によっては入学式の後に大学でガイダンスが控えているため、混雑は避けたいという声も聞かれるが現時点での即時解決は難しいようだ。
【写真中】式辞を述べる野上学長。
【写真下】スーツ姿で緊張気味の新入生。(いずれも4月6日・神戸ポートアイランドホールで 撮影=森田篤)
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