原因はタバコの火 国文研究室のぼや

 神戸大国文キャンパスA327号室で10月20日午前11時30分ごろに発生した小火(ぼや)で、現場検証をした県警灘署によると、原因はタバコの火の不始末だったことが分かった。【10月21日 神戸大NEWS NET=UNN】

 国際文化学部の高木一成・事務長補佐によると、火災を知らせるアラームが鳴ったのは午前11時50分ごろ。各部屋に設置されている熱感知器が作動し、警報と同時に、避難を促すアナウンスがA棟周辺で流れた。
 直後に職員がA327号室に向い、出火を確認。部屋の鍵はかかっておらず、室内は煙が充満していたという。その後、駆けつけた職員ら7~8人が、消火器と屋内消火栓を使って消火活動を開始。午後0時前には事務長補佐が消防署に通報したが、同3分に消防車数台が到着するまでには鎮火に成功した。
 その後、灘署と消防署職員らによって調査が始まり、現場近くの廊下などには学生や職員ら数十人が集まって様子を見守っていた。L棟での授業中に避難放送を聞いた国際文化学部2年の男子学生は「最初は半信半疑というのが正直なところでした。来てみて驚いた」と真剣な表情で話した。
 ぼやが起こったA327号室は、国際文化学部の加藤雅之助教授の研究室。部屋の南西の一角の壁などが1平方メートルほど燃え、本棚にあった本や書類、クーラーなどに火がついた。警察と消防の調べによると、出火当時、部屋に人はいなかった模様。外部から侵入した形跡もなく、人の出入りもなかったため、原因をタバコの火の不始末と判断した。初期段階で消火に成功したため、けが人などは出なかった。
 また、研究室の階下にある国際・教養系図書館では、消火活動に伴う放水の水漏れ対策のため、事務室などの書籍類や機器にシートをかぶせ、20日は閉館した。21日からは通常通りに開館している。

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