近畿学生野球春季リーグ第3節第2戦が万博記念公園野球場で行われた。阪南大と対戦した神戸大は七回に一挙4点を失い、4-1で完敗。勝ち点を奪うことはできなかった。【4月28日 UNN】
試合が動いたのは七回。それまで2安打無失点と好投を続けていた神戸大先発・塚本が乱れる。無死二塁から塚本がバント処理を誤り、1点を先制されてしまう。さらに1点を追加されたところで、塚本はマウンドを降りた。後を継いだ平山も阪南大の勢いを止めることはできず、さらに2点を追加される。
神戸大は阪南大先発・高尾の前に抑え込まれ、八回に無死満塁から代打・長尾の右前適時打で1点を返すのがやっと。結局、1-4で2連敗を喫し、勝ち点を奪うことはできなかった。
勝負の分かれ目は「やってはならなかったはずのミス」(高田監督)。七回、無死二塁からの代打中右の投前犠打だ。塚本は三塁刺殺を狙った。しかし、送球が逸れ、二塁走者が一気に生還し、1点を先制されてしまった。「弱いチームがミスすれば、それは負けだ」と高田監督は厳しい顔だった。
今日の敗戦で優勝が、かなり遠のいてしまった神戸大。しかし、優勝候補筆頭だった奈産大が第3節第1戦で大教大に敗れるなど、優勝戦線は混沌としている。「(残り試合を)すべて勝っていくしかない」(木口主将)。神戸大は決意を新たに次の阪大戦(5月7日)に臨む。
●近畿学生野球春季リーグ第3節(4月28日・万博記念公園野球場)
阪 大 030 000 000=3
大市大 001 030 00X=4
【阪 大】●末澤-今村
【大市大】○森田-南裏
神戸大 000 000 010=1
阪南大 000 000 40X=4
【神戸大】●塚本、平山-久米
【阪南大】○高尾-矢根
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