近畿学生野球秋季リーグ阪南大-神戸大が10月17日、南港中央野球場で行なわれた。勝てば春夏合わせて33季ぶりの優勝となる神戸大は0-1で敗れ、優勝はならなかった。【10月17日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神戸大は三回、2つの四球で二死一、二塁のチャンスを作るも、続く2番大橋が二飛に倒れ、先制することができない。
逆に五回、それまでランナーを出しながらも、阪南大を無失点に抑えてきた神戸大先発・塚本が捕まる。五回に2本の安打で一死一、三塁のピンチを迎えると阪南大・土井にセンターに犠飛を打たれ、1点を失ってしまう。三回以降、神戸大打線は森田の前に完全に沈黙。九回までノーヒットに抑えられる。九回に4番福本の右前安打で何とかノーヒットノーランは免れたものの、結局、0-1で敗れ、33季ぶりの優勝は露と消えた。
この試合、1安打に抑え込まれた神戸大だったが、流れが完全に阪南大に行っていたわけではなかった。無死からランナーを許した一回、六回は、いずれもダブルプレーでピンチを切り抜けた。先制点を奪われた五回を除けば、この試合最大のピンチとなった八回一死二、三塁でも阪南大・広川宗を二直に打ち取り、戻りきれなかった二塁走者もアウトにしてダブルプレー。
神戸大の堅い守備で流れは変わりかけたが、阪南大先発・森田がそれを許さなかった。柳川主将も「あれが強豪チームの底力。森田もこの試合に向けてしっかり仕上げてきていた。向こうが一枚上手でした」と唇をかんだ。
今リーグ戦を8勝5敗1分勝ち点3で終えた神戸大。「(4年生の)先輩方が引退してしまうが、後輩たちも力をつけていて戦力ダウンということは考えていない。春季は新しい神大野球で優勝を狙いたい」と秋季リーグを終えた柳川主将の目は、すでに先を見つめていた。
なお、神戸大の最終順位は18日に行なわれる阪南大-大市大で、阪南大が勝てば2位、大市大が勝てば3位となる。
●近畿学生野球秋季リーグ(10月17日・南港中央野球場)
阪南大 000 010 000=1
神戸大 000 000 000=0
【阪南大】○森田-矢根
【神戸大】●塚本-久米
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