サッカー最終戦 天理大に敗れ今季5位

 関西学生サッカー秋季リーグ2部最終戦が十月二十八日、鶴見緑地球技場で行われ、神戸大は天理大に1-3で敗北。通算成績を三勝四敗二分け、リーグ五位とした。【10月28日 UNN】

 前半四十分、神戸大FW多治見が山なりのヘディングシュートで先制。神戸大が完全に流れをつかんだかのようだったが、後半二十五分、神戸大のファウルから天理大FW羽地のPKが決まり同点に。これに続いてMF中尾が中央からゴール、羽地も再度得点。積極的な攻撃も得点には結びつかず、神戸大は1-3で天理大に敗れた。

しだいに強まる雨。ボールも芝生もすべる。気温もぐっと冷え込む。そんな条件での試合だったが、選手は始終、気合い充分だった。
最終戦を前にすでに三敗。この成績では1部リーグ昇格の可能性はゼロだ。とにかく全力で向かおうと最終戦に挑んだ。
春季は六勝一敗二分けの成績で1部昇格寸前だったチームが、今季は三勝四敗二分けでリーグ五位。数字だけで見ると成績は落ちている。しかし「戦力はむしろレベルアップしている」と青山監督は言う。入れ替え戦第三戦までもつれ込みながらも1部昇格を逃した春。今季は「どんな攻撃が1部で通用するか」を見据え、試合をこなしてきた。今日の天理大や、下位チームとの対戦での黒星の裏には積極的な攻撃がある。相手のカウンター攻撃での失点が多かったが、これはどんどん前へ前へと攻めた結果だ。

試合後、競技場の隅でうなだれる選手もいた。四年生にとって今日は引退試合。小松原高志主将は「全力でサッカーに打ち込んだ四年間だった」と言う。今日の試合でも「全力を出しきった」と充実感がみなぎる。白星で終えることはできなかったが、「全力を尽くした」最終戦。今季の、今年の神戸大サッカーを象徴する試合だった。

●関西学生サッカー秋季リーグ(10月28日・鶴見緑地球技場)

▽2部Bブロック
 神戸大 1 1-0 3 天理大
       0-3
【神戸大】多治見
【天理大】羽地2、中尾
 
 大経法大 2 0-0 1 関西福祉大
        2-1

 京教大 1 0-1 1 京 大
       1-0

 大商大 2 1-0 2 神国大
       1-2

 阪 大 4 2-1 2 神院大
       2-1

▽リーグ最終順位
 1位 大商大   7勝0敗2分け 勝ち点23
 2位 天理大   7勝2敗0分け 勝ち点21
 3位 神院大   4勝3敗2分け 勝ち点14
 4位 阪大    4勝4敗1分け 勝ち点13
 5位 神戸大   3勝4敗2分け 勝ち点11
 6位 京教大   3勝4敗2分け 勝ち点11
 7位 神国大   3勝4敗2分け 勝ち点11
 8位 大経法大  2勝4敗3分け 勝ち点9
 9位 京大    2勝4敗3分け 勝ち点9
 10位 関西福祉大 1勝7敗1分け 勝ち点4
※勝ち点同数の場合は得失点差による

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る