５月４日、神戸大アコースティックサークルArpeggioが、新開地アートひろば（神戸市兵庫区）で春ライブ「Prism」を行った。６組のバンドが出演。約１４０人の観客が訪れ、演奏を楽しんだ。＜奥田百合子、笠本菜々美＞

（写真：BUMP OF CHICKENの『虹を待つ人』を演奏する彩雲。2023年5月4日16時ごろ撮影。新開地アートひろばで）

　神戸大アコースティックサークルArpeggioが、新開地アートひろば（神戸市兵庫区）で５月４日の１５時から春ライブ「Prism」を開催した。「Whiteloop」、「HANA-KOTOBA」、「彩雲」、「アメノチハレ」、「ひまわりのピアス」、「叶」の計６つのバンドが出演した。アコースティックギターやカホンなどの楽器を使って、あいみょんや緑黄色社会などのさまざまな楽曲を演奏し、約１４０人の観客を楽しませた。

（写真：緑黄色社会『キャラクター』を演奏するHANA-KOTOBA）

　春ライブ「Prism」委員長の上村愛さん（国人・３）は「半年くらい前から準備を始めて、会場を借りるところから人員集めまで自分たちでやりました。『Prism』は光の屈折を意味していて、各バンドそれぞれの個性や色をお客さんに感じ取ってもらい、生活を彩ってほしいという願いを込めています」と語った。

　HANA-KOTOBAのボーカル担当のもーかさん（理・４）は「ボーカルは楽器を持たずに歌うだけなので、観客を楽しませるように工夫しています。いっぱい練習してきたことを全てつぎ込んで、楽しく演奏できたら」と意気込みを語った。

　各バンドの演奏前には映像が流れ、サブスクの音楽配信サービスをモチーフに各バンドメンバーの写真が流れた。それぞれのバンドは演奏の間にMCを挟み、バンドのコンセプトやライブへの意気込みなどを語った。
　ライブでは、照明やスモークなどの演出もライブを盛り上げた。演奏に合わせて観客が手拍子する場面も。

　（写真：落ち着いた雰囲気で演奏を始める「アメノチハレ」）

　ライブを観に来た保護者は「息子のライブを初めて見ました。いつもとは違った姿を見られて感動しました。一生懸命練習していたので、上手に演奏できて良かった」と笑った。

　Whiteloopでボーカル・ギターを担当したひだりなさん（国人・４）は、「楽器がたくさんある曲を（バンドの人数）４人編成にするのが難しかった。演奏した曲のひとつ東京事変の「閃光少女」には、『今この瞬間を一番楽しもう』というメッセージがある。新入生にも、今を楽しむということの大切さを伝えたい」と話した。

（写真：Whiteloopがトップバッターを飾り、会場の雰囲気を盛り上げた）

　Arpeggioは秋にもライブを行う予定だ。

了