学生支援課は2月9日、立看板設置に係るルールを整備したと各団体に通知した。現行のルールの一部が引き継がれた一方、立看板設置の際に申請書の提出が必要となるといったルールが新設された。また、設置スペースの拡充も行われる予定だ。申請受付は2月19日(金)から始まる。<川﨑成真>
(写真:鶴甲第1キャンパス陸橋横に並ぶ立看板。2024年2月2日撮影)
以前から立看板設置に関する留意事項は明文化されていたが、学生支援課は昨年10月頃に立看板スペースの利用に関するルールを整備すると通知。課外活動団体に対して鶴甲第1キャンパスの立看板に関するアンケートを実施していた。今回のルールはそれらの意見も参考に整備したものだ。
/以前までの立看板に関する留意事項(神戸大学 令和5年度 学生生活案内)
https://web-pamphlet.jp/kobe-u/2023e14/#page=27
整備されたルールの一部は、以前までの留意事項の内容を引き継いだものとなった。例えば、以前の留意事項では立看板設置は団体利用を前提としていたが、今後のルールでも立看板を設置することができる者は公認課外活動団体、非公認課外活動団体、その他本学学生により構成される団体に限定され、個人での設置は認められない。また、同一の団体が設置することのできる立看板は1枚までという規定も継続となった。立看板のサイズについても引き続きベニヤ板1枚の大きさ(縦180センチメートル程度、横90センチメートル程度)とされ、厚さは6センチメートル以内と定められた。
一方、立看板の設置スペースは拡充される予定だ。現在設置可能となっているのは鶴甲第1キャンパス陸橋横のスペースのみだが、今後は同キャンパスM棟横に新たな設置スペースを設けるという。
(画像:今後の立看板設置場所 神戸大サイトより)
また、今後は立看板の設置に際して立看板設置許可申請書を学生支援課に提出する必要がある。立看板の設置期間も新設され、設置許可日から3か月以内と規定された。設置期間を経過したときは、直ちに立看板を撤去する必要があるという。ただ、設置場所に空きがあり、順番待ちの団体がいない場合は改めて立看板設置申請書を提出すれば設置期間を延長できる。これらの規定について、学生支援課は手続きの明確化や回転率の向上が目的だとしており、学生の表現を過度に制限する意図はないと強調した。
設置団体の遵守事項としては立看板への団体名の明記、設置期間経過時や破損・落下・倒壊等のおそれがある場合の立看板の撤去などが定められており、これらを守らない団体は義務違反が認められた日から6か月間、立看板の設置を申請できなくなる。特に撤去を求めたにもかかわらず立看板が撤去されない場合などは大学側が撤去し、その後1か月以内に団体から返還の求めがない場合は廃棄する可能性もあるという。
2月10日現在、学生支援課は支柱の補修等の整備工事を行うため、2月16日(金)17時までに立看板を撤去するよう設置団体に求めている。立看板の再設置手続きや新規看板の設置については2月19日(月)から受付が始まり、3月1日(金)から設置可能になる。
/立看板設置の手続きについて|神戸大サイト
https://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/life/club/kanban.html
了
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