十二月六日、七日の両日、神戸アートビレッジセンターで神戸市内にある神戸大、神戸外大、甲南大など、五つの大学の映画研究部が合同で上映会を行った。【十二月六日 神戸大NEWS NET=UNN】
主催の「神戸シネック」には、神戸大、神戸外大、神院大、甲南大、神戸山手女子短大の五大学の映画研究部が加盟している。「神戸シネック」という名前自体は昔からあったが、最近までその活動や組織は事実上存在せず、「今回のように合同で上映会を開くのは、私たちの代では初めて」と、シネックの代表、武市俊彦さん(神院大・人文二年)は話している。また、そのいきさつについては「みんな映画が好きな人達ばかりだから、それぞれの大学の学内上映会で知り合った人に、映画を見に行った先の映画館で偶然出会う、ということが何度もあり、それで何となくつながりができて、神戸シネックは復活。合同で何かやろうということになり、今回の上映会に至った」と答えた。
初の合同上映会ということで、いろいろな苦労もあったそうだ。一番大変だったのは、アルバイトや、またそれぞれの大学の試験期間のズレなどによりみんなで集まる時間がなかなかとれなかったことだという。しかし、約百席ほどの会場は学生以外にも、ビラを見て来たと言う近所の人や、親子連れなど、さまざまな人たちで埋めつくされた。
また、同日催された映画作りを体験できるという関連企画も、予想をはるかに越える希望者が集まり、定員を増やしたが、それでもキャンセル待ちの状態が続いたという。「来年もこのような機会を設けたい。そして、これがシネックとしての定期的な活動になっていくように頑張って行きたい」と、新しい「神戸シネック」の抱負を武市さんは語った。
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