教養原論の履修方法が変更 抽選制へ

 今年度から、大教センターが開講している教養原論の履修登録方法が変更され、従来の登録時期より早い4月8日~11日にかけて履修の予備登録が行われた。また、各授業への受講人数制限を設け、抽選制になっている。【4月11日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 大教センターによると、制度変更の一番の理由は授業環境の整備。これまでは、同一時間の教養原論で、一つの授業に学生が殺到する事が多く、受講人数の偏りが激しいことが学生や教官らから指摘されていた。300人収容の教室に、受講者数が900人にのぼることもあったという。
 そこで、各授業に受講者数の上限を設定。学生は、受講を希望する主題について、その時間に開講されているすべての授業科目(教官ごと)について希望順位をカードに記入し、センターに提出する。各授業で上限を上回る登録があった場合は、コンピューターによる抽選を行い、抽選に漏れた受講希望者については同一主題で別の教官が開いている授業コマに割り振る。
 希望した主題の教養原論を受講できなくなることはなく、大教センターによるとほとんどの学生が第1~3希望におさまる見通し。調整結果は16日に掲示され、受講生は確定した授業科目を履習届に記入し、各学部教務提出することになる。
 また、同時に教養原論の開講数自体も増やした。今年度は全体で、昨年度より14コマの増加。神船大との合併後の来年度は、さらに39コマ増やすという。

●トラブル視野に、救済措置の可能性も

 一連の制度変更は、学長などが参加する学内の大学教育委員会で決定。今年の1月16日から学内で告示しているが、履修予備登録の時期が例年の本登録の時期に比べてかなり早期に実施されたため、学生側からは「履修時期が早すぎる。実際の授業の内容が分からない」と、戸惑いの声も出ている。
 早期登録については、「早い時期に中身の濃い授業をするためだが、初年度はトラブルも起こると思う。受講希望者で、予備登録をしなかった学生多い場合は2回抽選を行うかもしれない」(井上正・共通教育室長)としている。

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