落語研究会による「新歓寄席」が4月8日から22日までの平日昼休み、国文の休養室で行われている。部員たちに考えぬかれたネタはみごとに新入生たちの心をつかみ、休養室は連日笑いに包まれている。【4月13日　神戸大学NEWS NET＝ＵＮＮ】

　新歓寄席では、部員たちが毎日違うネタを披露している。13日は拡益亭呉頓（かくえきてい・ごとん）さん（国文・4年）が「太鼓腹」を演じた。「太鼓腹」は、誰の話にでも話をあわせるお調子者の主人公が好奇心旺盛で凝り性の若旦那の鍼（はり）治療の練習台になり、自分の腹が使い物にならなくなるという話。訪れていた新入生たちは表情豊かな呉頓さんの演技に思わず声を立てて笑い、楽しんでいる様子だった。
　この日は他にも大喜利が行われ、新入生からお題をもらった部員たちは臨機応変に答えていた。大喜利は最終日の22日にも行われる予定。

　落語研究会の部長を務める甲家鬼久（かぶとや・おにく）さん（経済・3年）は落語研究会を「神大でもっともおもしろい部」とし、これからの方針を、「まずは新入生たちに楽しんでもらいたい」と話した。