英語セミナー始まる 新カリキュラムに向けて

 神戸大国際コミュニケーションセンターSOLAC(School of Languages and Communication)が、全学対象のネイティブ講師による英語講習会「プレPEPコース・英語プレゼンテーションセミナー」を開催している。このセミナーは、文科省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)の一環として行われるもの。【11月11日 神戸大NEWS NET=UNN】

 この取り組みに関して、取組責任者で同センター長の沖原勝昭教授と企画評価担当の石川慎一郎助教授に話を聞いた。

 ○PEPコースとは何ですか?
 沖原教授 神戸大では、平成18年度に英語カリキュラムを全面改定しますが、これにあわせて、いままで英語の授業がなかった上回生向けに「アドバンストコース」を新設します。このコースの中に、現代GPに基づく「PEP(Professional English Presentation)特修コース」を開講するものです。
石川助教授 PEPは「仕事で使える英語発信力」を養成する選抜制コースです。一般の英会話コースとは異なり,学術研究やビジネスの場で活躍するための英語力を指導していきます。

 ○今回のセミナーを開講された趣旨をお聞かせください。
 沖原教授 PEPコースは18年度新入生が対象で,18年度生が2回生になる19年度に本開講されます。しかし,それまでの助走期間・準備期間に,プレPEPと位置づけ今回のセミナーを開講することになりました。現在の学生にも還元できることは積極的に行っていこうという趣旨です。
 石川助教授 PEP準備として行う各種研究の成果は今後のセミナーで生かすほか、どんどん通常授業にも還元していきたいと考えています。

 ○セミナーは2日で満席になりました。
 沖原教授 たいへん反響が大きくて驚いています。最初は参加者が集まらないのではないかと心配していましたが、まったくそんなことはありませんでした。
 石川助教授 理系学生のニーズ、特に工学部から申し込みが多いことにびっくりしました。学生の意識の高さを感じています。セミナー参加者は、一般の授業でもリーダー的役割を担ってくれるのではないかと期待しています。

 ○セミナーの今後についてお聞かせください。
 石川助教授 第2期のコースにおいてクラスの増設を検討しています。満席になったことに対応するものです。その後は、発展コースとして「ステージ2」の開講を考えています。

 ○学生に呼びかけたいことは?
 沖原教授 平成15年10月の設立以降、SOLACは他の国立大学法人に先駆けて先進的な外国語教育を推進しています。神戸大には、ランゲージハブ室・CALL室をはじめ,クラス以外で「いつでも・どこでも」外国語を使える画期的な環境があります。これらを通して「外国語の神大」と言われるよう、留学をも上回るレベルの外国語学習環境を提供したいと考えています。
 石川助教授 SOLACは外国語教育分野のCOE(Center of Excellence)を目指しています。ぜひ学生の皆さんからも、意見・アイデア・ニーズをSOLACに伝えて欲しいと思います。

 SOLAC現代GPプロジェクト委員会では、プログラムの内容をウェブ(http://solac.cla.kobe-u.ac.jp/GP/index.html)で随時発信している。なお、今回開講分の「プレPEPコース」はすでに満席となっている。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る