神戸大自由劇場の新人公演「アテルイ」が、9月8日から10日にかけて六甲台講堂で行われている。9日までの2日間で約160人が訪れた。【9月9日 神戸大NEWS NET=UNN】 公演は予定を変更して午後3時半から行われたが、会場には約90人の観客が詰めかけた。演出を担当した横山ツカサさん(発達・3年)が「夏なので暑苦しい作品を選んだ」と話すとおり、今回の見所は新人たちによる迫力のある戦いの場面だ。会場は巧みな剣技に圧倒される一方、劇中では笑いに包まれる一幕も。
今回の公演に向けて、25人の新人たちは自主的に練習を行うほど意気込みが強かった。「新人たちが楽しんでいる顔がよかった」と横山さん。アテルイ役の山本ダイヤさん(経済・1年)は「勢いだけで演じている」、坂上田村麻呂役の澤田尚吾さん(経済・1年)は「『これからはじめるぞ』みたいなレベル」とそれぞれ自身の演技を評価する。2人は「熱い役者になりたい」「ちゃんと伝えられる役者になりたい」と夢を膨らませた。
初めて演劇公演に訪れたと話す女性は「すごくよかったです。最後はもう泣きそうになりました。次も見に来たいです」と興奮気味だった。
最終日の10日は午後6時に開演される。
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