ラップで異文化理解 国文の学生ら企画

在日ベトナム人2人によるラップのライブ「MC Nam Talk LivE」が2月2日、国際文化学部キャンパスで開催された。在日外国人との多文化共生について学んでもらうという目的で国際文化学部の学生が企画した。会場には多くの学生らが訪れ、ライブを楽しんだ。【2月2日 神戸大NEWS NET=UNN】

 このライブは国際文化学部の岡田教授による異文化理解フィールドワークという授業の一環として開催された。NGOが提案し、企画はすべて学生によって行われた。在日ベトナム人で難民2世のナムさんと1世のクンベルさんがラップを披露した。
 オープニングではナムさんが「今日は集まってくれてありがとうございます」と挨拶。初めにナムさん自身の生い立ちを歌っている難民ソングが披露された。次にクンベルさんが平和への願いを歌った「ねがい」という曲をアカペラで歌った。続いて2人によって3曲が披露され、観客は立ち上がってリズムに合わせて手拍子をしたり体を動かしたりしながらラップを楽しんだ。
 ライブの後はナムさんが学生らからの質問に答えた。歌っているときの気分を聞かれたナムさんは「歌っているときは気持ちがいい。歌とは苦しいことをばらまくということ」と答えた。
 企画者の一人、浅野有美さん(国文・4年)は「在日外国人に焦点をあてていろんな人がいるということを皆に知ってほしい」と話す。
 ビラを見てこのライブに訪れたという女子学生(経済・3年)は「ラップは軽快なイメージがあったけれど、(歌詞の)内容が深くて心にずんとくるものがあった」と話した。

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