神戸大は、8月6日に兵庫県立大と海洋研究開発機構との間で、同機構が所有するスーパーコンピューター(スパコン)「地球シミュレータ」を用いた教育や研究を共に推進していく包括協定を結んでいたことが、8月17日、ニュースネットの調べでわかった。【8月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
同スパコンは海洋科学技術センター(現・同機構)、宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)、日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)により開発され、神奈川県横浜市にある同機構の横浜研究所内に設置、平成14年3月15日に運用を開始した。コンピューター内に仮想地球を作り、大気や海水、地殻の状態を高速かつ高精度にシミュレーションでき、中長期的な環境変動や災害などの予測、解明を目的としている。また、バイオやナノといった、産業に応用できる分野でも幅広く利用されている。 今協定の締結による具体的な事業などは構想中だが、「同スパコンを用いることで、計算機シミュレータの使用法、スパコンの扱い方を学生が習得できる」と神戸大関係者は話している。
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