経済経営研究所は11月3日、公開シンポジウム「女性のキャリア形成と選択」を六甲台第1キャンパスの出光佐三記念六甲台講堂で開いた。今年3月にAKB48を卒業し、サンテレビのアナウンサーになった中村麻里子さん(23)が司会を務め、講演者としても登壇。「一人の女性・中村麻里子のキャリア論~AKB48からの転職~」と題し、アナウンサーになることを決断した経緯を説明した。
アイドル時代、あまりステージに上がれなかった中村さん。自分だけの価値を見つけようと、ほとんどのメンバーが目指さない大学進学を果たした。努力が評価され、「第1回AKB48グループドラフト会議」の司会に。しゃべりの技術を上達させた。
司会の仕事が終わり、次に何をすればいいか分からない時に、メンバーからの「今AKBでアナウンサーを目指せるのは麻里子だけだよ」という声に押され、アナウンサーを目指すことを決断したという。「座右の銘は『やらない後悔よりやった後悔』。私は今まで恐れずに決断してきた」と話した。
他にもフリーアナウンサーの朝山くみさん(40)など、中村さん含め5人の女性が講演。仕事をしながらの結婚、出産のタイミング、育児休暇の取り方などをテーマに5人でパネルディスカッションもした。
講演を聴いた国際人間科学部1年の女子学生は「育児休暇の話など、これから考えていきたい内容だった」と話した。
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