【震災特集2019】防災×ITアイデアソン  災害時の課題解決へ

 神戸大、灘区、NTTデータは新しい防災を考える「防災×ITアイデアソン」を9月、六甲台第1キャンパスのアカデミア館で開いた。地域課題を解決する新たな人材育成を目的とし、12人の学生が参加。最優秀チームは11月、同区役所でプレゼンテーションした。

 アイデアソンでは、同区が阪神・淡路大震災や2018年7月に起こった西日本豪雨での実例から災害時の課題を三つ提示し、NTTデータが所有する最新の情報技術(IT)を紹介した。学生は3チームに分かれ、課題に対するアイデアを競った。

 最優秀チームのアイデアは、救援物資をQRコードと人工知能
(AI)で仕分けるアプリ「送るくん」。支援者は物資をアプリに登録し、箱にQRコードを貼り付けて発送する。受け手はコードを読み取ることで開封せずに中身が把握できるように。コードの情報を基にAIが各避難所への振り分けや在庫管理を行う。阪神・淡路大震災の時、膨大な時間と人手を必要とした救援物資の開梱と中身の確認を補助する。

 最優秀チームの1人、木村遼太郎さん(経済・4年)は「何げなく使っている機能が、災害やそれ以外の場面で、世の中をさらに良くできる可能性を秘めていることを感じた」と話した。

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