「慰霊碑に学生たちがやって来たのはなぜか」 4月2日にNHK『ラジオ深夜便』で再放送

去年の1月17日。神戸大で行われた阪神・淡路大震災25年の慰霊献花式に、前年まで姿のなかった現役の学生たちが数多くやって来た。震災後に生まれた学生たちが、関心を示したのはなぜか。去年3月のNHK『ラジオ深夜便』の放送が、4月2日(金)25時台にラジオ第一、FMで再放送される。放送終了直後から、4月9日24時59分まで、聞き逃しサービスを『ラジオ深夜便』ホームページで聞くことができる。番組聞き逃しサイト:https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0324_05 または、「らじる★らじる」:https://www.nhk.or.jp/radio/で。

2019年までの献花式には遺族や大学関係者だけで、姿のなかった現役学生。
震災25年を迎えた2020年1月17日は、1年生から博士課程の大学院生、留学生も慰霊碑にやってきた。そのかげには、学生や教員のいろいろな情報発信があった。

学園祭のトークセッション、パネル写真展などの催事を11月から1月にかけて行なったメディア研/ニュースネット委員会の玉井晃平元代表(当時・文5年)と森岡聖陽前代表(当時・理学研究科修士1年)は、大いに焦りを感じた。
2日間の学内パネル展示に、訪れた学生はわずか15人。
「39人もの先輩が亡くなった事実を知ってほしい」。その思いは、なかなか伝わらない。

ところが、犠牲になった学生の遺族インタビューを、2019年12月からブログに連載し始めると、新聞各紙やテレビ局が報じて、次第に関心が広がっていった。
一方で、教員たちも、2020年1月に入って授業やツイッターで慰霊碑に行こうと呼びかけた。
1月17日が大学にとって大切な日であること、多くの先輩の命日であること。SNSを通じて、震災の後に生まれた学生たちに、徐々にその事実が伝わり始めた。

2020年1月16日(木)深夜の『ラジオ深夜便』の生放送で最後の呼びかけをした玉井晃平元代表らが、翌日昼12時半からの慰霊献花式の会場を訪れると、そこには約40人の現役学生たちが集まって来ていた。
先輩を亡くした応援団員や軟式野球部員。授業で慰霊行事があることを知った学生たち。
慰霊碑にやって来た彼らの目には、25年前に神戸の街を襲った震災がどう伝わったのだろうか。

●番組名=関西発ラジオ深夜便「人ありて、街は生き?慰霊碑に学生たちはやって来た」。
●メディア=NHKラジオ第一(FM、Radikoも同時)。
●放送エリア=全国放送、国際放送。
●放送時間=2021年4月2日(金)25:05?25:50。
●出演=神戸大メディア研/ニュースネット委員会 玉井晃平、森岡聖陽。
●司会=住田功一アンカー、北郷三穂子アナウンサー。
●サイト=
番組サイト:https://www.nhk.or.jp/shinyabin/program/2a5.html
局ブログ:https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/shinyabin/
●聞き逃しサービス=放送終了直後(4月2日25時過ぎ)から1週間、聞き逃しサービスでお聞きいただけます。番組聞き逃しサイト:https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0324_05 または、「らじる★らじる」:https://www.nhk.or.jp/radio/で。

▼関連記事「『慰霊碑に行こう』 メディア研の[震災25年]への取り組み」=https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/1cf4aac73e7f0160bbc1a3ef22f9f29d

(写真:司会の北郷アナ、住田アンカー、神戸大メディア研/ニュースネット委員会の森岡さん、玉井さん)

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