神戸大六甲台第1キャンパスから徒歩3分の場所にたたずむ「ink BOOKS & COFFEE」。5年ほど前から神戸大などの学生を中心に運営しており、隠れ家カフェとして地域住民や学生に親しまれている。2月に一旦休業し、営業形態を変更して4月14日にリニューアルオープンした。<笠本菜々美>
(写真:「ink BOOKS & COFFEE」の入口。2023年4月22日撮影)
従来はカフェとして営業しており、コーヒーやホットサンドなどの軽食が人気だった。リニューアル後は、金曜日と土曜日の16時以降に「カフェ&バー」として営業。客やスタッフがカウンターを囲み、自由に交流できる場を目指す。
(写真:カウンターに集まるスタッフ。一番右のスタッフがカクテルを作っている。2023年4月22日撮影)
「カフェ&バー」では、ブレンドコーヒーや紅茶、ヘーゼルナッツラテなどカフェドリンクのほか、その場でスタッフが客の好みに合わせて作るカクテルなど、アルコールも楽しめる。他の曜日・時間には会員制コワーキングスペースとなる。
(写真:ヘーゼルナッツラテと店内の様子。2023年4月22日撮影)
「ink」は神戸大学から近く、授業の空きコマにも利用できる、数少ないカフェ&バー兼コワーキングスペース。店内に入ると目を引くのが、床から天井までぎっしりと作品が詰まった本棚。小説から美術関係、エッセイなど様々なジャンルの本を手に取ることができる。本は、スタッフそれぞれの好みで揃えたものだという。落ち着いた雰囲気で、1人でも、誰とでも気軽に立ち寄れる場所だ。
(写真:床から天井までぎっしりと作品が詰まった本棚。2023年4月22日撮影)
スタッフの荘司弘祐さん(国際文化学研究科・修士)は、「これまではお客さんがそれぞれ一人で作業していることが多い場所だったが、金曜日と土曜日は地域の人が交流できる、和気あいあいとした場に、それ以外の日は会員が自由に使える場にしたい。『カフェ&バー』はあくまでも手段。スタッフも会員も関係なくコミュニティの一員として、やりたいことができる場になれば。目標は1年間で200人会員になってもらうこと」と語る。
「ink」は5年ほど前に学生が主体で運営するカフェとして設立した。その背景には、オーナーの震災経験や、ボランティア経験を通じて抱いた、若者を育てたいという思いがあった。記事は「inkに集え② 「行動力ある学生を」設立の経緯」に続く。
《ink BOOKS & COFFEE》
●場所=神戸市灘区六甲台町6-20(店舗は2階)。
●アクセス=神戸市バス36系統「神大正門前」駅から徒歩3分、阪急電車神戸線「六甲」駅から徒歩15分。
●営業時間(2023年5月現在)=
▽カフェ&バー
毎週金曜日、土曜日16時~。
▽コワーキングスペース
年中無休、24時間営業。
●コワーキングスペース利用方法=
カフェ&バー営業中に、スタッフへ申し込み。
●問い合わせ=
▽Instagram
https://instagram.com/ink_booksandcoffee?igshid=YmMyMTA2M2Y=
▽公式サイト
https://inkbooksandcoffee.jp/?fbclid=PAAaaLnPmp6x4eqJI-tiSZGWilyxk2lRykmOMTcQ-T7-qu0GSOqQE8aPYuiqw
了
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