男子ラクロス部、全日本大学選手権 準決勝で惜しくも敗退

 11月18日、神戸大ラクロス部は全日本大学選手権の準決勝で、法政大と対戦した。試合は、序盤から相手に主導権を握られ、2-11で敗北した。関西勢史上初となる学生日本一を目標としてこの大会に臨んだが、惜しくも準決勝で敗退する結果となった。<蔦旺太朗>

 第14回ラクロス全日本大学選手権大会が11月11日から26日から開催され、神戸大ラクロス部STORMSは18日に準決勝で関東2位の法政大と対戦した。

(写真:ハーフタイムに円陣を組むメンバー達)

 神戸大は果敢に敵陣営に攻め込み続けるが、法政大の鉄壁のDFと高いレベルのOFに押され、1Qから試合の主導権を握られる展開となる。1Q終了残り8分6秒、相手の緩急のある攻めで先制点を奪われる(0-1)。さらに残り2分8秒、相手の素早いパス回しで自陣ゴールの目前に迫られ、追加点を許す(0-2)。

(写真:敵陣営に攻め込むメンバー達)

 2Q、相手の猛攻により神戸大は思い通りにOFを組み立てられずにいたが、クォーター終了間際に得点の好機が訪れる。1番藤井直紀(工・3)のアグレッシブな守備により高い位置でボールを奪うと43番吉澤賢之介(済・4)がボールを運び、1番藤井が手薄のDFの間をぬって強烈なショットを放つ。しかしこれは相手ゴーリーに阻まれた。神戸大はさらに攻め続け、7番三和勇太(工・2)がDFに押されながらのショット、10番中村達哉(国・4)が1対1から切り込んでショットを放つも、枠をとらえることができなかった。神戸大は相手の息の合った連携に翻弄され、このクォーターで4点を失する(0-6)。

 3Q開始直後、ゴール前にスペースを作られてさらに失点する(0-7)。まずは1点を返したい神戸大は、高い位置からプレスしてボールを狙う。3Q終了間際、21番宮本優真(工・2)のショットが相手ゴーリーに阻まれるが、こぼれたボールを53番戸田凛太朗(済・2)がゴールへ押し込む。しかし、インザクリースの判定を受けてこのゴールは無効となった。

 4Q開始直後に失点し10点の差をつけられる(0-10)。試合終了まで残り7分48秒、1番藤井が単騎で切り込み、4人を抜いてゴール前まで迫りシュートを決める。さらに藤井がサイドから切り込んでシュートを決めて連続で得点したが、点差を埋めることはできず、2-11で法政大に敗北した。

(写真:悔しさに泣き崩れる選手)

以下は主将のコメント。

中村主将
「関西勢から史上初の学生日本一を懸けて準決勝に挑んだが、達成出来ず非常に悔しい。同じような戦術を駆使するチーム同士の戦いだったので、戦術面では負けないように意気込んでいた。しかし相手に技術やIQの高さで上回られ、関東強豪校との差を見せつけられた。今試合の敗北により、4年生は引退となる。学生日本一は叶わなかったが、このチームの目標であった関西制覇を達成出来たことは誇りに思いたい。また、負けた後スタンドを見上げて、たくさんの人が応援してくれていたことに気がついた。関西リーグを戦った戦友、保護者・OBの方々。色々な人に支えられてここまで来れたというありがたみを感じ、涙が止まらなかった。
ありがたさというのは、無くして初めて気付くものだと思う。だから後輩達には、今起こっていること、自分達のことに集中してとにかくがむしゃらに目標へ向かって頑張って欲しい。悲願の学生日本一を達成してくれることを期待する。」

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る