陸上部インタビュー 山科選手&高見選手

神戸大陸上部に所属する山科真之介選手(国・4)は、4月に行われた兵庫県インカレの400mHで自己最高の49秒61で1位となり、兵庫県学生の最高記録も更新。さらに、ユニバーシアード日本代表の選考を兼ねた日本学生個人選手権では、惜しくも代表を逃したが2位入賞を果たした。また、陸上部は今年の関西インカレで2部2位の成績をおさめ、16年ぶりの1部昇格を果たした。陸上部のエースの山科選手と、キャプテンの高見哉多選手(国・4)にインタビューを行った。<尾畑陽貴、蔦旺太朗>

ききて)陸上部にとって、今年はどんな年でしたか。

今年の陸上部躍進のカギは、「個人練習の尊重」

高見さん)関西インカレで16年ぶりに1部昇格し、丹後駅伝で8年ぶりにシード権を獲得することができました。関西インカレは2部優勝を狙っていたし、丹後駅伝も6位から入賞なので、厳しく言えばもう少しだったなと言えますが、総じて良い結果を残せたと思います。

山科さん)自分たちの代で1部に上がることを目標に決めて1年間頑張って、その結果が出たので満足です。チームとして今年の目標だった。僕らの代を中心に、徹底した練習をしていこうという姿勢で日々活動していました。

ききて)1部昇格のために練習を変えるなどの取り組みがあったんですか?

高見さん)僕たちより上の代は、部全体としてする練習が第一という風潮があったんですけど、僕たちの代は、強くなるために選んだ練習ならそれを尊重しようという雰囲気に変わりました。自分で考えたことを尊重して、個人が別々の場所で練習することに寛容になりましたね。そして学んだことをほかの部員に還元するという形になりました。陸上はいろんな種目があるじゃないですか。陸上はそれぞれが違う練習をするので、皆が同じ方向に向くことは難しいです。チームワークの面では、ウェイトトレーニングや練習の合間の休憩中、練習の終わりにチームメイトとコミュニケションを取っていました。

山科さん)練習の合間の休憩はチームメイトとずっとしゃべっていました。練習終わりに後輩をご飯に連れて行くこともよくありました。練習でエネルギーを使うので、ご飯をしっかり食べてもらうために、いっぱい食べられるお店によく行きます。

プレッシャーに打ち勝ち、世界の舞台へ

ききて)お二人は大学院に進んで陸上を続けられるそうですが、今後の目標や課題は何ですか。

山科さん)来年にはオリンピック、再来年には東京で世界陸上があるので、そこに出場することが目標です。今年はあと一歩のところで代表を逃したので、確実に代表を勝ち取って、世界の舞台で戦いたいです。

高見さん)僕は日本インカレの標準を切ることを最大の目標にしています。修士で選手を終えるつもりなので、10年間続けてきたご褒美としても、M2で全国大会に出場し、悔いなく終えたいです。

ききて)目標に対しての課題などはありますか?

山科さん)今シーズンはケガに苦しんだので、トレーニングをしてケガをしないような体作りをして、コンディションを大事することです。あとはその上に技術とフィジカルを乗せて、試合に向けて調整していければなと思います。今年はメンタル面も不安定で、ケガをした中でも結果を出して期待にこたえなければ、というプレッシャーもあり、陸上がしたくない期間もありました。シーズンが終わって2、3週間くらい仲間と遊んでリフレッシュして、今はまた頑張ることができているので、リフレッシュすることも必要だと感じました。試合期間は神経を張り詰めているので、体だけでなく心のリフレッシュをすることで、練習効率も上がりますね。

高見さん)。関西インカレで左足の靱帯と脛骨の骨折をしてしまい、今はリハビリ中なので、まずはしっかりと治したいです。山科の言うように、陸上を少し離れてやりたいことをして、今はトレーニングのモチベーションも上がりました。何より、自分は陸上が好きなんだなと再確認できましたね。

今後も陸上部の活躍に期待

ききて)期待の後輩はいますか?

高見さん)100M、200Mの増田圭紀(工・2)です。今年の夏に大きく記録を伸ばして、日本インカレの標準を切りました。400Mにも最近挑戦し始めて、躍進中という感じですね。あと、走り高跳びの木子雄斗(工・3)です。彼も日本インカレの標準を切りましたし、各学年に1人、2人くらい、関西のトップで戦っていける選手がいます。例年から見ても、強い選手がそろっているのではないかと思います。

ききて)来シーズンも躍進が期待できそうですか?

高見さん)そうですね。関西インカレは団体での成績できまるので、一人が強くても勝つことができません。どれだけ強い選手に他のみんながついていけるかが勝負になってくると思います。

ききて)後輩へのメッセージはありますか?

高見さん)今の3回生は、運営などの事務的なことに苦しんでいるように見えます。運営も大事だと思うけど、そのために部活動をしているわけではないので、助け合ってほどほどにやってもらいながら、陸上競技に純粋に向き合ってほしいです。

山科さん)僕も同様に、目標に向けて一致団結して、競技を頑張ってほしいなと思います。

(写真:インタビューに応じてくれた山科さんと高見さん)

山科真之介(やましな・しんのすけ)
最高記録
400m=46秒62。
400mH=49秒61。

山科選手の2023年の主な戦績。
4月、兵庫県インカレ。男子400mHに出場し、49秒61で1位。兵庫県学生新記録。
4月、日本学生陸上競技個人選手権大会。男子400mHに出場し、50秒87で2位。
6月、日本陸上競技選手権。男子400mHに出場。

高見哉多(たかみ・かなた)
専門は十種競技。神戸大陸上部の第72代主将としてチームをまとめ、16年振りの1部昇格に貢献した。
最高記録
PB 5716点(歴代12位)

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