神戸大は3月1日、2月25日に実施した令和6年度一般選抜(前期日程)の理科(化学)で出題ミスがあったと発表した。該当部分では受験者全員が正解として扱われる。試験前にチェックは行われたが、出題ミスを防ぐことはできなかった。一般選抜前期日程での出題ミスは3年連続。<川﨑成真>
神戸大によると、誤りがあったのは理科(化学)の与えられた条件から水溶液のpHを求める問題で、問題文で定義している条件では正答を導き出せなかった。正答率が低かったため問題を見直したところ判明したという。神戸新聞によると、この問題の配点は1点。該当部分については化学を受験した3000人全員の回答が正解として扱われる。
一般選抜前期日程での出題ミスは3年連続。令和4年度は英語、令和5年度は英語と国語で出題ミスがあった。今年度は試験実施前にチェックを複数回行い、試験当日も解答の再確認を行ったというが、出題ミスは防げなかった。
今後の対応策について神戸大は「試験問題作成時において、問題文から正解が導き出せるか厳密に検証する」としている。
【令和6年度 (令和5年度実施) 神戸大学学部 一般選抜の理科 (化学) における出題の誤り について|神戸大サイト】
=https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/pr/20240301_01.pdf
【神戸大入試、理科で出題ミス 正答率低く発覚 受験者全員を正解に|神戸新聞NEXT(3月1日18時30分)】
=https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202403/0017385097.shtml
了
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