96年1月17日発行『神戸大学NEWS NET』紙面より
News Net特集 震災から一年

あなたのことを忘れない
  神戸大学四十四人への追悼手記



Photo  突然の、大きな揺れに見舞われた、あの一月十七日から一年。
 大学は、四月の新学期からは、ほぼ平常の活動に戻ったかにみえている。新入生が入学し、前期試験が行われ、就職戦線がほぼ決着し、学園祭も多くの人を集めた。
 学内では、地質学、建築学、社会学などさまざまな見地から、多くの教官が震災の研究を続けている。学生達も、ボランティアに参加している。神戸大学は、被災地の大学として、全国からも注目を集めるなか、研究機関として大学としてその責務をはたしつつある。
 ただ、私達は、今、なにかを忘れてはいないだろうか。あの日に亡くなった、わたしたちの友人、同僚のみなさんのことを。
 私達と同じ時を、この大学で過ごしたことを、ここにとどめておきたいと思う。
(文中敬称略。一九九五年一月十七日現在のパーソナルデータです。)

【写真】倒壊し、焼け落ちた神戸市灘区六甲町の西尾荘。ここで3人の神戸大生が亡くなった。
    (95年3月18日=神戸大学NEWS NET)




法学部(6人)

経済学部(5人)

経営学部(4人)

国際文化学部(2人)

教育学部・発達科学部(3人)


理学部(5人)

工学部(10人)

農学部(2人)

医学部(2人)

教職員(3人)

生協職員(2人)



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